2014年9月19日、待望のiPhone 6/6 Plusの販売が開始された。今年も各キャリアの主要店舗では販売セレモニーが実施されたほか、アップルストアにも多くの人が押し寄せた。しかし、その様子は昨年とは明らかに異なる光景であった。

ソフトバンクモバイルは新iPhoneで「アメリカ放題」を提供

 9月9日(米国時間)に発表されたiPhone 6/6 Plusは、日本をはじめいくつかの国で、9月19日より販売が開始されることとなった。そのためiPhone 6/6 Plusを取り扱う各キャリアが、ネットワークの優位性をアピールしたり、他社に負けじと料金の優遇施策を打ち出したりと、新iPhoneに向けた販売施策合戦を繰り広げていた。

 その様子については17日に公開された前回でも触れているが、それ以降も各キャリアがさまざまな動きを見せていた。

 ソフトバンクモバイルは17日に緊急の記者会見を実施し、米スプリントとの協業によるサービス第2弾として、「アメリカ放題」を提供すると発表した。これは、通常は国際ローミングでの利用となる米国(一部を除く)での音声通話やデータ通信が、日本と同等の料金で利用できるものだ。「スマ放題」を契約している場合であれば、米国内だけでなく日本への通話も定額でできるし、ローミングでは料金がかさむデータ通信も、データ定額パックと同じ料金体系のまま利用できる。

 米国を頻繁に訪れる人であれば、非常に便利なサービスといえるが、対象となるのはiPhone 6/6 Plusのみ。その理由は、スプリントの3G通信方式が、ソフトバンクモバイルと異なるものであり、同社の中で両方に対応しているのがiPhoneのみであるためだ。iPhone 5s/5cもスプリントの方式自体には対応しているが、日米双方で保有しているTD-LTEのネットワーク利用を活かすため、新機種のみの対応となったようだ。

 今回の発表は、iPhoneの特性と、米国事業を持つソフトバンクグループの特性を生かすことでiPhoneユーザーの獲得を優位に進める狙いがあるといえそうだ。なおアメリカ放題を利用する際は、SIMカードを新しい仕様のものに替える必要があるので注意してほしい。

ソフトバンクモバイルは、iPhone 6/6 Plusの発売に合わせて「アメリカ放題」を提供。米国でも日本の基本料金の範囲内で通話・通信サービスが利用できる
[画像のクリックで拡大表示]