「ご飯にかけるギョーザ(110g)」500円。餃子本来の素材は入っていないため、分類は「しょうゆ加工品」(画像クリックで拡大)

 総合物流会社ユーユーワールド(栃木県宇都宮市)は、餃子味の食べる調味料「ご飯にかけるギョーザ」を開発。2014年6月から県内の百貨店、直売所などで発売を開始した。

 宇都宮は餃子で有名だが、「生」も「焼き」も「冷凍」も遠方からの観光客のお土産になりにくく、“土産難民”が大量発生していた。そこで、持ち帰りしやすく、何にかけても宇都宮の餃子の味が再現できる、“餃子味の食べる調味料”を作ろうと考えた。

 調味料なので、合わせる素材の味を生かさなければならない。ところが餃子と同じように肉を入れると、肉の味が強すぎて合わせる素材の味が分かりにくくなってしまう。このため思うような商品にならず、開発に約10カ月かかった。最終的に国産大豆使用の「日光ゆば」の生産過程で出るおからをじっくり煮込み、餃子の具の食感だけを再現。ピーナツ、ニンニク、タマネギなどに、ラー油、酢を混ぜ合わせ、餃子の風味を出した。

 発売当初は1日200個程度の出荷だったが、7月末に新聞やテレビで紹介されてからは、県内の百貨店やスーパーからの引き合いが殺到。8月からは宇都宮ケーブルテレビが運営する通販サイト「栃木の名産品通販 『あ・る・よ』」での販売もスタート。フル稼働で1日500個~600個出荷しているが、それでも品薄状態が続く。

 狙いどおり、お土産品として購入する人が多く、栃木県内の道の駅や東北自動車道のサービスエリアなどでの売り上げが特に伸びている。都内では、同社運営の栃木の食材のみを使用する鉄板ダイニング「銀座栃木屋本店」(中央区)で購入可能。

 ネットでは「餃子以上に餃子!」「きゅうりを刻んで和えるだけでビールがすすむ」など、絶賛コメントが多い。

(文/桑原 恵美子)