いまひとつ元気のないコンパクトデジカメだが、画質や機能、操作性を重視した高級コンパクトデジカメは好調に売れている。価格.comのコンパクトデジカメの売れ筋ランキングのベスト10を見ると、実に半数以上が1/1.7型以上の大型撮像素子や明るいレンズを搭載した高級コンデジで占められており、大混戦の様相を呈している。

 特に人気が高いのが、2万~3万円台で購入できるお手ごろ価格の高級コンデジ。いずれも、販売開始から1年ほど経過してモデル末期になった製品が大半だが、それぞれの機種ならではの特徴が評価されており、購入者の満足度はかなり高い。

 現在注目が高まっているお買い得な高級コンデジは何なのか、どのような点が評価されているのかを、価格.comの口コミ掲示板でチェックしてみた。

富士フイルムの「FUJIFILM XQ1」、価格が下がって売れ筋トップに急上昇

 コンパクトデジカメの売れ筋ランキングで1位を獲得しているのが、富士フイルムのスリムモデル「FUJIFILM XQ1」だ。しばらく2万5000円台で推移していたが、8月下旬に2万3000円台にまで一気に下がった。各社の競合モデルの最安値と比べて5000円近くも安くなったことが注目を集め、人気が爆発した次第だ。

富士フイルムが2013年11月に発売した「FUJIFILM XQ1」。金属の質感を生かしたモダンな外観や、肌色の発色のよさなどが評価されている
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 価格が安いにもかかわらず、画質や撮影性能の評価は高い。特に多くの人が評価しているのが、肌色をはじめとする発色のよさだ。「屋外はもちろん、室内でも人肌をきれいに表現してくれる」「富士フイルムのデジカメは初めてだが、発色がよくて満足」「ベルビアのフィルムと似た発色が気に入っている」という声が多い。発色にこだわっている点は、古くからフィルムを手がける富士フイルムならではといえよう。

 レスポンスのよさも評価されている。「起動から撮影までのレスポンスは爆速といえるほど」「オートフォーカスはたまに迷う場面もあるが、基本的に速い」と、キビキビした動作を評価する声は多い。富士フイルムのコンパクトデジカメは、もともとレスポンスのよさで定評があったが、XQ1にもしっかり受け継がれていた。欠点としては、ホールド感がいまひとつでカメラをしっかり保持しにくい点が挙げられていた。