ユーザー視点の辛口評価で好評の戸田覚氏による連載。今回は、エイスースの10型タブレット「ASUS Pad TF103C」を取り上げる。キーボード付きのモデルでも4万円を切る価格が最大の魅力だが、それゆえの落とし穴はないのか。試用した戸田氏の結論は!?

 Androidタブレットの勢いが失われつつある。アナリストや販売店に聞いても、売れ行きが鈍化しているというのだ。確かに、新モデルが出ても目新しさはなく、グーグルの「Nexus 7」を持っていれば「これで十分だ」と思ってしまう人が少なくないだろう。もしかすると、Androidタブレットはとっくに完成の域に達しており、もはやコモディティー化の一途をたどっているのかもしれない。

 今回取り上げる「ASUS Pad TF103C」は、まさにそんな傾向を象徴するモデルだ。10.1型ワイド液晶でキーボードが付属して税抜き3万9500円という驚きのプライスを実現している。発売後しばらくすれば、恐らく税込みで3万5000円程度にまで値下がりしてくるだろう。これで十分だとするなら、Androidタブレットには未来はあまりないと思う。多くの人が安価なモデルを“だいたい満足して使う”というシーンしか見えてこないからだ。

 これは悪口ではなく、コモディティー化を嘆いているのである。

ASUS Pad TF103Cは、大画面のタブレットでキーボードが付属する
[画像のクリックで拡大表示]
プリインストールされているアプリはシンプルなものが多い
[画像のクリックで拡大表示]
アプリの文字が大きいものも目立ち、やや初心者を意識しているモデルと感じた
[画像のクリックで拡大表示]