喫煙がレストラン選びの重要なポイント!?

 レストランを選ぶうえで、インテリアはもちろん重要なキーワードです。HDII(インドネシア・ソサエティ・オブ・インテリアデザイナーズ協会)とAPSDA(アジア・パシフィック・スペースデザイナーズ・アライアンス)協会の会長を兼任するFrancis Surjaseputra(フランシス・スルジャスプトラ)氏にお話を伺ってみました。

HDII・APSDA会長のFrancis Surjaseputra(フランシス・スルジャスプトラ)氏

 「私は20年以上、インドネシアレストラン業界のデザインを手がけてきました。ここ数年はグローバリゼーションに伴い、アジア近隣諸国で同系列の商業施設、飲食チェーンが増え、都市が均一化するなかで、ほかとの差別化を図るためにインディヴィジュアリズム(個人主義)を重視する傾向が強くなってきたと感じます。人々はシェフやオーナーの名前でレストランを選ぶようになってきましたし、見た目のおしゃれさ、雰囲気の良さだけでなく、シェフが提案するコンセプトを正確に表現することを求められる例が増えました。

 そのほか、インドネシア特有の事情として喫煙習慣が挙げられます。男性の 67.4%、女性の 4.5%、成人全体の36.1%(6140 万人)が喫煙者であるこの国では、店内でタバコを吸えるかどうかも選択基準となります。ファインダイニングを選ぶのに喫煙できるかどうかを基準にするというのは、ほかの国にはあまり見られないことかもしれませんね。インドネシア人のこうした生活習慣を理解することも、とても重要なポイントです」

 毎年増え続けるレストラン。外食産業を攻略するためには、人々の好みの変化と変わらない習慣の両方を理解することがカギとなりそうです。

(コーディネート/田中優未)