ウェブサイトでリアルタイムの混雑状況がわかり、会議室予約も可能。イベントやパーティーなど貸し切りスペースとしても使えるという。営業時間は9時~22時
[画像のクリックで拡大表示]
外観
[画像のクリックで拡大表示]

 近年、自宅でも職場でもなく、ちょっとした仕事や休憩をする場所“サードプレイス”として、カフェなどを利用する人が多い。そんななか、2014年2月11日にオープンした2階建ての多目的スペース「コインスペース東急プラザ渋谷店」が新たな“自分空間”として人気を集めている。運営するのは、ITサービスや店舗運営などを行うデジサーフ(神奈川県藤沢市)。「コーヒーを飲みたいのではなく、時間潰しや打ち合わせ場所としてカフェを訪れる人が多い」という分析から、過去に成功を収めたビジネスモデルをアレンジして今回の新しい店舗を立ち上げた。

 店舗内の席数は約300席で、ベンチシートやパーテーション付きカウンター席、テーブル席のほか、会議室としても使える個室もある。喫煙席が104席用意されているほか、おむつ替えルーム、授乳室、玩具なども用意したキッズスペースなど、店内をユーザーの目的ごとに区切り、さまざまなニーズに対応。自動販売機のドリンクは飲み放題だが、一方で飲食物の持ち込みも自由で、電子レンジも用意している。またWi-Fiが完備され、携帯の充電器や充電用電源、iPadや雑誌の貸し出しもしている。12分100円(1名)から利用でき、最大料金は1500円(学割1000円)。

 開店当時、中国テレビ局の取材を受けるなど世間の関心度は高かったが、利用方法の認知度が低く客足は思うように伸びなかった。しかし「カフェ代わりの多目的スペース」という用途を明確にしたキャッチコピーを打ち出し、1時間でワンコイン(500円)になる価格設定への変更、近隣店とビラを交換する相互宣伝などの結果、徐々に来客数が増加。開店初月は1日平均200人弱だった入場者数も、3カ月後の5月には平均400人以上と右肩上がりに。ビジネスパーソンが利用することが多い会議室は、予約で半数以上が埋まる人気ぶり。「今後は打ち合わせや商談ができる場所として、カフェの代わりにFC展開していきたい」とデジサーフ代表の高橋佳伸氏は話す。

(文/梶 里佳子)

関連リンク