今回は、オリンパスイメージングが2014年2月末に発売したマイクロフォーサーズ用の単焦点レンズ「M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8」を紹介する。35mm判換算で50mm相当になる標準レンズで、「高画質ながら低価格」というシリーズの特徴をしっかりと受け継いでいる。

 マイクロフォーサーズの交換レンズは、実に多種多彩だ。だが、オリンパスとパナソニックに関していえば、キットレンズを除けば焦点距離が微妙にかぶらない…というのが“お約束”だった。それが今、システムとして十分すぎるほどレンズがそろったためか、そのお約束は過去のものになりつつある(もともと何か取り決めがあったわけでもないと思うが…)。

 レンズの拡充という点でパナソニックにややリードを許していたオリンパスは、このところ攻めの姿勢が目立つ。2013年10月には、「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」というプロ仕様の標準ズームレンズを発売。それまで唯一無二だったパナソニックのハイエンド標準ズームレンズ「LUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8」よりも望遠側を5mm伸ばしてきた。この12-35mmを愛用してきた僕は買い替えるべきか、今もなお逡巡している。なんともユーザーを悩ませる両社の切磋琢磨である。

 今回取り上げる35mm判換算50mmの標準レンズ「M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8」も、パナソニックが2011年7月に発売した「LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4」と焦点距離は同じで、明るさが半段暗いだけだ。これまでオリンパスが標準レンズを発売してこなかったのも、このレンズがあったからと考えるのが自然だ。

オリンパスイメージングが2014年2月に発売した標準レンズ「M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8」。カラーバリエーションはブラックとシルバーを用意。実勢価格は3万4000円前後
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パナソニックが2011年7月に発売したライカブランドの標準レンズ「LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4」。実勢価格は5万3000円前後
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OM-Dシリーズの末っ子モデル「OM-D E-M10」と組み合わせたところ。レンズ自体も軽量コンパクトで、レンズを装着したままでも気軽に持ち歩ける
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ボケのなだらかさは、ライブビュー画面でも見ていて楽しくなる(OM-D E-M10使用、ISO200、1/800秒、F1.8)
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もちろんカメラの性能も大きいのだが、淡いトーンもしっかりと再現してくれる(OM-D E-M10使用、ISO200、1/250秒、F2.8)
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