「マーシャラー」という仕事をご存知だろうか。空港でパドルやライトを両手に持ち、着陸した飛行機を誘導している人の姿をを見たことがある人もいるだろう。

 今回はJALに“スゴ腕女性マーシャラー”がいると聞き、その業務に密着した。

「マーシャリング」「マーシャラー」って何?

 「マーシャリング(誘導、marshalling)」は航空機を駐機スポットに誘導し、停止線と呼ばれる位置に停止させる業務のこと。このマーシャリングを行う人が「マーシャラー」と呼ばれる。

 マーシャリングは、空港にある飛行機をトーイングカーと呼ばれるクルマで移動させたり、荷物の積み降ろし、機外・機内の清掃など、地上で飛行機に対して行う「グランドハンドリング」業務のひとつとなっている。

 実はマーシャラーはマーシャリングだけを行っているわけではない。航空機到着後に地上電源(GPU)の接続やパッセンジャーボーディングブリッジ(PBB)の装着といった業務も行っている。現場で全体の安全確認に気を配って作業を統括する現場責任者であり、グランドハンドリングスタッフの誰もが目指す花形の仕事なのだ。

 現在、JALは羽田空港のグランドハンドリングをJALグランドサービス社に委託しており、その業務に携わるスタッフは約1400人。そのうちマーシャリングの資格保有者は国内線が210人、国際線が80人ほどだという。

空港で飛行機を誘導するマーシャラー。実は非常に重要なポジションだ
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