この連載では、シグマの高品位交換レンズ、いわゆる「アートライン」に属するレンズをこれまで4本すべて取り上げてきた。どのレンズも、撮る楽しみや喜びを味わうことができ、価格に見合う価値は十分あるといえる。そして今年の4月、ついに真打ちともいえる5本目が発売された。それが、今回紹介する「50mm F1.4 DG HSM」だ。

シグマの「50mm F1.4 DG HSM」。4月下旬にいち早く販売を開始したキヤノン用に続き、ニコン用とシグマ用が5月16日に発売された。実勢価格は、各マウント用とも10万円前後
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 シグマは、50mm F1.4という同じスペックのレンズを2008年に発売している。わずか6年でのリニューアルはいささか早い気もするが、アートラインを“看板”として据えるには、交換レンズの基準になる標準レンズを加えることが必然ともいえる。まさに満を持しての登場といっていいだろう。

望遠でも広角でもなく、そして望遠でも広角でもある。それが標準レンズだ(EOS 5D Mark III使用、ISO100、1/2000秒、F1.4)
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ちょっと絞ったときのキレ味も魅力。シャープさが欲しいときにも頼りになる一本だ(EOS 5D Mark III使用、ISO800、1/60秒、F4)
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一般的な50mm F1.4では最短撮影距離が45cmだが、このレンズは40cm。この5cmの違いは本当に大きい(EOS 5D Mark III使用、ISO100、1/800秒、F1.4)
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見たものを見たままに切り取る。スナップの醍醐味が味わえるレンズだ(EOS 5D Mark III使用、ISO100、1/250秒、F1.4)
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