なぜプラズマクラスターはぶどうのマークなのか

 プラズマクラスターは、プラズマ放電により作り出されたイオンに水分子が集まって、ぶどうの房のように見える。プラズマクラスターという名称も、「プラズマ放電」の結果、それが「房(クラスター)」のように見えるというところからきている。

 プラズマクラスターのロゴマークがぶどうのようになっているのも、この様子を示したものだったのだ。ぶどうそのものとはまったく関係はない。

 ちなみに当初は一色で表現していたが、2009年度の商品からはロゴマークをカラー化。プラズマ放電により作り出されたイオンを赤丸で、集まった水分子をシルバーまたは白丸で表現しているという。

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プラズマクラスターイオンに「PCI」はご法度?

 シャープ社内ではプラズマクラスターイオンを、略称を使って「PCI」と表現する。

 組織体制としては2010年10月1日、健康・環境システム事業本部内に「プラズマクラスター機器事業部」を設置。その際に初めて、プラズマクラスターという名称が事業部に冠された。

 実はこれ以前でもプラズマクラスターイオンに携わる組織には、2008年4月1日からPCIという名称が使用されていた。だが事業部昇格に伴い、社内用語であるPCIを組織名につけるのはやめて、プラズマクラスターという名前に統一。これに伴い社内では、「対外的には、PCIという言葉を使わず、プラズマクラスターという言葉を使うように」という通告も出たことも。

 しかし、PCIという言葉はいまでも根強く残っている。5000万台達成の会見でも、阪本副本部長の口から、「PCI」という言葉が出ていたほどだ。

 量販店などでPCIという言葉を使うと、いかにも通っぽく聞こえるのは間違いない。

シャープには「四季」ならぬ、「五季」という言葉が存在する

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 花粉対策など、季節商品の要素が強い空気清浄機だが、プラズマクラスター搭載商品の広がりによって、プラズマクラスター機器事業部は、年間を通じて、プラズマクラスターを販売できる体制が整ったともいえる。

 しかし、プラズマクラスターが得意とする需要期があるのも事実。

 その1つが迫りくる梅雨シーズンだ。梅雨どきは、カビやニオイが気になるし、とくに洗濯物の部屋干しが多くなる時期でもあり、それに伴うニオイの除去や、衣類の付着カビの増殖を抑制することがプラズマクラスターの得意技。実際、スポット脱臭機能などを使うことで、梅雨どきの悩みを解決しやすくなっている。

 プラズマクラスター機器事業部には、春夏秋冬の「四季」という表現を使わず、梅雨どきをも1つの季節ととらえた「五季」という言葉があるほど、梅雨を重視している。

 そんな背景もあり、シャープは梅雨どきの課題であるニオイとカビに関するプラズマクラスターの効果を新たなに発表。黄砂に付着している細菌・カビの抑制や、PM2.5に含まれている有機化学物質の除去にも効果があることを実証し、エアコン室内機や洗濯機のカビ菌増殖を抑制。さらには冷蔵庫の庫内壁面の付着賞臭低減効果があるとうたっている。