胸を張って「元祖アイドル社員」と言いたい

社員としてのお仕事はこのデスクで。「電話応対、慣れないうちは緊張しました!」
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 アイドル社員として活動する種ちゃんだが、もともとアイドルに憧れがあったわけではない。小学生の時にテレビで観ていたモーニング娘。は好きだったが、目標としていたのは絢香。ボイストレーニングを受けながら、作詞作曲もできる本格派のシンガーを目指していた。「アイドルになることに抵抗がなかったとは言えないですが…でも歌えること、自分のオリジナル曲ができたことがとにかく嬉しくて。今は『アイドルらしさを極めたい』と思っています」(種ちゃん)

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 アイドル社員に見本はいない。社員のアドバイスを受けたり、YouTubeで他のアイドルのライブを観て参考にすることもあるそうだ。

 そもそもなぜルクレはアイドル社員という制度を考えたのか。ルクレ広報部、阿部雅美さんにきっかけをうかがった。

 「アイドル的存在の社員がいる会社はあるかもしれませんが、実際に会社にアイドルがいたら面白いのではないか、という社長の発案がきっかけです」(広報部 阿部さん)。

 アイドル社員という職種を作り、オーディションで募集する。それ自体がルクレの広報施策だったという。この制度を通してルクレに興味を持ってもらいたい。さらには一緒にビジネスをしてみたいと思ってもらえれば、という当初の願いは、種ちゃんを使った他社製品とのコラボやイベントへのゲスト出演依頼で現実のものとなっているようだ。

 「来社されると、『種ちゃんと名刺交換したい!』とおっしゃる取引先の方もいるんですよ」(阿部さん)。

 また、自社コンテンツに出演できるタレントを社内に抱えることで、モデルを探す手間や予算を抑え、ビジネスをより速く回していけるというメリットもある。種ちゃんは広報施策及びビジネスのテストケースとして、ルクレで重要な役割を果たしているのだ。

 「『アイドル社員』を募集した時点でのタレントコンセプトは『元気なOL』。種ちゃんはビジュアルもイメージ通りでしたが内面も頑張り屋で、親しみやすくのびのびとした性格。みんなから愛される存在で、社内に元気をくれる大切な存在です」(阿部さん)。

社員に囲まれる種ちゃん。衣装はアンドロイダーのコンテンツに出演する際の「隊員」のコスプレだそう
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 最後に、種ちゃんにアイドル社員としての今後の目標を聞いた。

 「会社員もアイドル活動も、どちらも新人なのでがんばりたいです。会社の事業ももっと勉強したいし、ITのことをもっと知りたいので何か資格試験を受けようと思っています。10年後、自分自身がどうなっているのかは想像できないけれど、いろんな会社でアイドル社員が生まれていたら面白い。その時に元祖『アイドル社員』は私だったんだよ、と胸を張って言えるようになりたいです」(種ちゃん)。