スマートフォンやタブレットなどのデジタル端末と紙のノート・手帳を一体化するケースは多数販売されている。しかし実際、片手で使うことが多いスマホは手帳と一体化するケースに入れると使いにくい。また、タブレットとノートの一体型ケースもいろいろと登場しているものの、iPadなど液晶の大きさが10インチクラスのタブレットとノートを一緒にするとほぼノートパソコンのサイズになり、ノートとタブレットを左右に広げて使うと場所をとりすぎるなど、実用性が低いのが実状だ。

 一方、注目したいのが、iPad miniなど7~8インチの小型タブレットとノート・手帳を一体化するケース。エレコム「xPad」シリーズが評価されているのは、サイズが通常のノート程度に収まっていることが大きいだろう。A5サイズ程度なら電車の中でも開いて使え、タブレットで情報を検索しながら紙のノートに内容をまとめるといったことも可能だ。

 ここではxPadシリーズをはじめ、iPad miniとノート・手帳を一体化するケースのなかから使い勝手に優れたものを厳選して紹介する。

エレコム「xPAD(クロスパッド) システム手帳タイプ」

エレコム「xPAD システム手帳タイプ」(実勢価格2000円前後)。色はブラック、ブラウン、オレンジの3色
[画像のクリックで拡大表示]

 エレコムのxPAD(クロスパッド)シリーズは、iPad miniとノートやシステム手帳を一緒に使うためのキット。なかでも「システム手帳タイプ」は、シリーズの中核的商品だ。

 iPad miniをバインダーに装着するための背面カバーとA5システム手帳準拠のバインダー、液晶保護フィルム、ディバイダー(ページめくりをスムーズにするための仕切り)がセットになっている。システム手帳用のリフィルは別売りなので、普段使っているものをそのまま使ってもよいし、エレコムが用意しているxPAD用のリフィルや市販のA5サイズ用のリフィルを別途購入してもよい。

 背面カバーはやや厚手で、バインダー用の穴はA5システム手帳専用の6穴タイプ。iPad miniおよびiPad mini retinaで使用できる。retinaの場合、装着するときはやや窮屈だが、付けてしまえばしっかりホールドできるので、使っていて抜け落ちることはなさそうだ。

 この背面カバーは上下対称に作られており、バインダーの左右どちら側にもiPad miniを装着できる。これは個々人の好みに対応できる良いアイデア。ただしカバーの厚みのせいか、バインダーの左側にiPad miniを入れて右側からバインダーを閉じようとすると、スムーズにいかない。右側にiPad miniを装備していれば、左右どちらからでも開閉がスムーズになって使いやすいと感じた。

 付属のディバイダーはiPad miniと紙のリフィルの間に入れる仕切り。この仕切りがあれば、リフィルのページめくりがしやすくなるし、iPadの画面に筆記具のインクが付くこともない。実際に使ってみたところ、個人的には前半に紙のリフィルを入れ、iPad miniは最終ページにあたる部分に装着すると、開閉がスムーズ。ディバイダーのおかげでiPad miniの画面を傷付けずに右側のページにも筆記できるし、バインダーの開閉も問題ない。

バインダー、iPad mini用背面カバー、ディバイダー、画面保護フィルムがセットに。これだけ付いて2000円前後というのはお得
[画像のクリックで拡大表示]
バインダーはポケットとペン差しが付いているだけのシンプルなもの。A5判6穴のシステム手帳準拠になっている。iPad miniをバインダーに装着するための背面カバーだけでなく、iPadと通常リフィルを仕切るディバイダーが付いているのは気が利いている
[画像のクリックで拡大表示]
こんなふうにリフィル、ディバイダー、iPad miniといった順番でバインダーに装着すると使いやすい
[画像のクリックで拡大表示]
背面カバーは樹脂製でやや厚手
[画像のクリックで拡大表示]
付属の背面カバーは汎用性があり、iPad miniを市販のA5判システム手帳に装着することも可能。使い勝手は高級バインダーを使うほうが良かった。写真のシステム手帳はレイメイ藤井「ダ・ヴィンチ グランデ アースレザー」
[画像のクリックで拡大表示]
市販のA5判システム手帳に装着した場合、少しだけiPad miniがはみ出すが、実用に支障はない(写真のシステム手帳はレイメイ藤井の「ダ・ヴィンチ グランデ アースレザー」)
[画像のクリックで拡大表示]