いうまでもなく、今や空前のジョギングブームである。

 笹川スポーツ財団が発表した「スポーツライフに関する調査2012」によれば、日本における成人のジョギング人口は、調査を開始した1998年以来年々増え続け、ついに1000万人を超えたという。7年後のオリンピック開催地がTOKYOに決定したこともあって、今後もさらに増えることはおそらく間違いないだろう。

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走るのは楽しいけれど、マンネリ化は打破したい

 実は筆者も2013年はじめから週1~3回のペースで走るようになり、「どうせ三日坊主で終わるだろう」と人に言われるまでもなく自分でも思っていたのだが、これが何とか続いている。シューズさえあれば場所を選ばず、いつでもどこでも気軽にできるし、自分のペースで走っていると、楽しくて楽しくて仕方ないのだ。

 とはいえ、日常生活の中でジョギングをしていると、走る場所は大抵一緒だし、どうしてもマンネリ化してしまう部分もある。なんかちょっとした変化や刺激があれば、モチベーションが上がってさらに走るのが楽しくなるんじゃないか。そんなふうに考えているうち、「トレイルランニング」のことがどんどん気になってきた。

トレイルランニングの必須アイテム、バックパックはタウンでも使えるか?

 トレイルランニングとは、舗装されたタウンを走るのではなく、小型のバックパックに必要な装備を入れ、主に登山道を走るスポーツのこと。

 大自然を満喫しながら、新鮮な空気をたっぷりと吸いつつ、ちょっと時間をかけて走るなんて、魅力的じゃないですか。2013年10月4日にはアウトドアブランド「ザ・ノース・フェイス」のランニング専門店「THE NORTH FACE FLIGHT TOKYO」がオープンし、トレイルランニング専門コーナーも設けられるなど徐々に知名度を上げつつあるこのスポーツに、俄然興味が湧いてきた。

 とはいえいきなり、山で走るというのは、なかなか勇気がいる……。

 そんなわけで、まずは「カタチ」から入るべし。山や森を駆け抜けるトレイルランニングにとってバックパックは必須アイテムで、各メーカーからさまざまな種類が販売されている。山の地図や着替えを入れるための収納ポケット、水分を補給するためのチューブ、素材や軽さの追求など、「山野での走りやすさ」を追求した機能的なデザインは、タウンでのジョギングにも重宝しそうだと考えた。

 そこで、「普段はジョギング、たまにトレイルランニング」というスタンスでいる筆者が気になる「走るバックパック」を、現在入手可能な2013年モデルを中心に、街で試してみた。

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