ビジネスパーソンが注意するべき“病気”について、専門家に解説をしてもらう連載。小さな子どものいる家庭ではすでに注目されているウイルス性胃腸炎。現在、11月中旬からノロウイルスなど、下痢や嘔吐をともなう感染性の胃腸炎が急増し、全国に拡大しています。当然子どもだけの病気ではなく、大人も罹患する可能性があるウイルス性胃腸炎について、ナビタスクリニック東中野 小児科専門医 諸橋環(もろはしたまき) 先生に解説してもらいます。

 ウイルス性胃腸炎、いわゆる「おなかのかぜ」は冬場に流行する代表的な感染症です。子供に白色下痢便を起こさせるロタウイルスが有名ですが、食中毒の原因にもなるノロウイルスや、プール熱の原因として知られているアデノウイルスも胃腸炎の原因となります。数日で回復する場合が多いですが、嘔吐・下痢が激しい場合は脱水症状を起こすこともあり、とても危険です。学校や社会福祉施設などで大規模な流行になることもあり、ピークを迎える冬場には注意が必要です。