革靴のようなトラッドなデザインでありながら、ソール部分にはスニーカーなどに採用されている最先端の機能を備えている。そんなハイブリッドスタイルのシューズが徐々に増えてきている。

 きっかけとなったのは人気ブランド「コール ハーン」が発売した「ルナグランド」。靴好きならご存知かもしれないが、アッパーはトラッドなデザインでありながら、ナイキのランニングシューズに搭載されているソールユニット「ルナロン」を採用したシューズだ。米国で先行販売されて話題となったこのシューズは、2012年5月に日本でも発売され、一躍ヒットモデルとなった。

 ビジネスシューズにウォーキングシューズの機能をプラスしたものや大人がビジネスの場でも履けるデザインのレザースニーカーはこれまでにもあったが、どちらもそれぞれビジネスシューズ、スニーカーという枠の中に収まっていた。そのどちらにも当てはまらない新しいカテゴリーが「ハイブリッドレザーシューズ」だ。

 今回はこの秋冬シーズンに展開されているシューズのなかから、「ハイブリッドレザーシューズ」と呼ぶにふさわしいものを厳選して紹介する。

アディダスやリーボックの技術も採用した「ロックポート」

 独自開発の技術に加え、アディダスやリーボックが持つテクノロジーを、カジュアルシューズやドレスシューズに適用させてきたブランド「ロックポート」。パフォーマンスとスタイルを両立させることに関しては一日の長がある。

 「トゥルーウォークゼロ II ウィングチップ」はブランドを代表するトップテクノロジーモデル。生体力学に基づいて開発され、正しい体重移動をサポートするアウトソールユニットと上質なレザーを使ったウィングチップデザインのアッパーの組み合わせはまさにハイブリッドレザーシューズだ。

 かかと部分には衝撃を吸収する「アディプリーン」、つま先には反発弾性を備える「アディプリーン+」というアディダスのランニングシューズに使われている技術を採用。履き口とシュータンにはパッドが入れられているため、靴ずれの心配がないのもポイントだ。

ロックポート「トゥルーウォークゼロ II ウィングチップ」(1万6800円)
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 ロックポートはスニーカー感覚で履けるカジュアルなウィングチップデザインのシューズも展開している。

 「クリアビュー 2 ウィングチップ」は片足が約265gの超軽量シューズ。ミッドソールに軽量のEVAを採用することで驚きの軽さを実現している。前出のトゥルーウォークゼロ II ウィングチップと同様、アディプリーンとアディプリーン+も搭載されている。クリアビュー 2シリーズには同じソールユニットを使ったデザイン違いの「クリアビュー 2 モック ロー」もあり、デザインの好みで選べる。

ロックポート「クリアビュー 2 ウィングチップ」(12,600円)
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ロックポート「クリアビュー 2 モック ロー」(1万2600円)
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