雪丘工房「灯油ランタン」
缶コーヒーサイズの小さな灯油ランタン(パラフィンオイル可)。風に強く、影ができにくい、燃料漏れがないなどの工夫が光る。真鍮の板を叩いて作り出された芸術品
直営オンラインショップでのみ受注生産。2万3520円
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揺れる炎を見つめてくつろぐ理想の時間を作ってくれる道具

 寒い冬がやってくると我が家のリビングでは、1台の石油ストーブが赤い炎をほのかに灯す。1980年製のパーフェクション・ストーブだ。アメリカ生まれのこのストーブは、透明なガラスのホヤで赤い炎が揺れる様子を眺めながら過ごせるのが魅力だ。赤い炎をボンヤリと見つめているだけで、なぜだか暖かい気分になってくるから不思議なものだ。

 炎の暖かさは、原始の時代から人類のDNAにすり込まれた記憶だなんて、どこかで聞いたような説明をするよりも、キャンプや落ち葉のたき火、炭がくべられた火鉢など、自分の幼い頃からの記憶をさぐるだけでも、実感として理解できるよなぁと思う。

 冬の暖房器具も、こうした炎を楽しめる石油ストーブは、メッキリ数を減らし、現行品では、トヨトミのレインボーストーブか、日本船燈のゴールドフレームぐらいになってしまった。

 都市部では、灯油を買えるガソリンスタンドも減り続けているし、震災時の火災を心配してより安全な石油やガスのファンヒーター、エアコンを利用する家庭が多いのも無理からぬ話だとは思う。

 ましてや、灯りとなれば、LEDのライトが当たり前になった今、家庭で揺れる炎を楽しむ機会は希少なものとなった。

 以前、コーヒー道具好きとして、山ほどのコーヒー道具の中から、パーコレーターをご紹介させていただいたボクなのだが、こうした炎を楽しむストーブやランタンといった光り物もバカが付くほど大好きである。気になるモノを手に入れているうちに、いつしか部屋ごとにエアコンがあるというのに、各部屋に3台置いてもまだ余るほどストーブが集まってしまった。ランタンに至っては、大小合わせて100台を超えているのではないかと思う。置き場所に困ってレンタル倉庫まで借りてしまうのだから、それもまた家内をはじめ、家族の悩みのタネでもある。

 ついでにボクの頭も光っているので、光り物のアレコレを、細かく語り始めるとメチャ長い話になる。ご迷惑と思うのでやめておくが、そんなボクが、コレは世界でも希有なランタンではないかと、今回の「ガチいいもの」でオススメしたいのが雪丘工房のオリジナルのランタンだ。

炎が好きで集めたランタンは、いつも間にか膨大な数に。これはそのごく一部
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