ここ2~3年、日本のファッション、カルチャー、ライフスタイル事業が急速に台湾上陸を果たしている。中でもファッション分野では2013年夏にBEAMS、この秋にUNITED ARROWSが立て続けにオープンし話題を呼んでいる。10年、20年前から進出し、安定した人気の大手アパレルメーカーの百貨店ブランド、あるいは2010年に台湾1号店をオープンしたUNIQLOなどは既に広く普及。そのワンステージ上のファッションが今、台北でひとつのムーブメントを起こそうとしている。

街路樹が並ぶ非常に閑静な住宅街。あてもなくブラブラしている人、というのはいない。「何か目的があってここに来た」という人、あるいはこの付近に住んでいる人のみが歩いている。例えるなら、かなり昔の代官山の雰囲気に近い。これから注目のエリア
[画像のクリックで拡大表示]
BEAMSのイメージを再現したウッディで温かみのある外観。BEAMSに限らず、富錦街にあるショップは「わざわざここまで来る価値がある」と思わせるオリジナリティあふれる世界観を持っている
[画像のクリックで拡大表示]

BEAMS TAIPEIはあえて閑静な住宅地にオープン

 2013年6月、台北松山空港から車で5分とかからない場所にBEAMS TAIPEIがオープンした。富錦街というそのエリアは閑静な住宅地であるが、ここ1~2年で洗練されたカフェ、雑貨店など、ライフスタイルショップが続々店舗を構え始めた。各店の客単価、商品価格も高い。台北の中心地から車で10分くらいかかる場所で、「ショップというのはいつも人でにぎわっているエリアに出店するものだ」という通例を覆した。