デンマーク発の激安おしゃれ雑貨店「フライング タイガー コペンハーゲン」(以下、タイガー)が話題を集めるなか、それに続けとばかりに北欧の低価格雑貨店が続々と日本に上陸している。

 2013年10月11日、奈良県内に開業した「アピタ西大和」に日本1号店をオープンしたのは、スウェーデンの雑貨専門店「ラガハウス」だ。

 ユニーが運営する大型総合スーパー「アピタ」の住宅関連売り場でホームファッションの新機軸として導入され、20~30代女性を中心に新規客の開拓を図る。1号店の年間売り上げ目標は3000万円。11月に富山県のアピタ砺波(となみ)店、12月には新規開業するアピタ一宮店内に出店し、16年2月までにアピタの既存店30店舗で展開する予定だ。

 もうひとつは、タイガーと同じデンマーク発の「ソストレーネ・グレーネ」。12月20日に開業する「イオンモール幕張新都心」に日本1号店を出店する。約330平米の売り場に2000アイテム以上を展開。タイガーとは異なるテイストと店づくりで、日本の激安おしゃれ雑貨市場に参戦する。

 両ブランドとも、北欧デザインとリーズナブルな価格が一番のウリ。タイガーの日本での成功に自信を強め、今秋の出店に踏み切った。「欧州企業にとってアジアは地理的に遠く、難しい市場という認識がある。5年くらい前からアプローチし、日本への導入の機会をうかがっていたが、タイガーの成功がきっかけになった」と、ソストレーネ・グレーネの日本でのパートナー、アナザーワンのマーケティングコミュニケーション事業部事業本部長・青木里香氏は語る。ラガハウスも「タイガーが注目されているのも導入のきっかけ」(ユニー 住関本部長の岸本敬三氏)という。

 もともと北欧のインテリア・雑貨ブランドは日本の女性の間で人気が高い。ナチュラルな素材感やシンプルなデザイン、温かみと懐かしさを感じさせるところが日本人の感性にも合うという声をよく聞く。フィンランドの「マリメッコ」「イッタラ」「アラビア」など歴史のあるブランドは以前から日本でも人気があったが、「IKEA」やタイガーといった手ごろな北欧低価格雑貨ブランドが日本に進出し、一気に人気を集めているのだ。

 日本に初上陸した2つの雑貨店ブランド、ラガハウスとソストレーネ・グレーネが日本市場をどう開拓していくのか、その戦略を聞いた。

2013年10月11日、奈良県内のアピタ西大和店内にオープンしたスウェーデンの雑貨店「ラガハウス」
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12月20日、イオンモール幕張新都心に日本1号店を出店するデンマーク発の低価格雑貨店「ソストレーネ・グレーネ」。写真はデンマークの1号店
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