「クラッチバッグ」と聞くと女性が小脇に抱えるバッグというイメージが強いが、最近では男性向けの取っ手のないバッグもクラッチバッグと呼ぶことが多い。

 例えば、かつて「セカンドバッグ」と呼ばれていた小ぶりで平たいケースや、コロンとした形の革製ポーチ、書類が入るA4やB5サイズのドキュメントケース、といったものを総称してクラッチバッグと呼ばれているのだ。

 これらのバッグは外出時に小物だけを持ち歩いたり、必要なモノだけを持って社内を移動したり、カバンの中身を小分けするバッグインバッグとして使われたりと用途はさまざま。ただ基本的にはブリーフケースやトートバッグの補助として、つまり文字通り“セカンドバッグ”として使われることが多い。

 大きな荷物が少なくなった代わりに、こまごまとしたガジェットや文房具、充電器などを持ち歩くことが増えている現在、このようなコンパクトなバッグはとても重宝する。クラッチバッグに人気が集まっているのもそのあたりが主な要因だろう。

 そこで、今回はクラッチバッグおよびクラッチバッグ的に使えるドキュメントケースやPCケースのなかから、ビジネスや街歩きに役立つものを厳選した。買い物の参考にしていただき、必要なものだけをスマートに持ち歩けるバッグの便利さを体験してほしい。

【吉田カバン】「PORTER WISE DOCUMENT CASE」

「PORTER WISE DOCUMENT CASE」(型番:341-01323、2万1000円)。幅365×高さ270×マチ幅20mm。色は写真のフォレストグリーンのほか、ブラック、ブラウンがある
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 A4ファイルサイズの馬革のドキュメントケース。小脇に抱えると馬革が手に吸い付くような感覚がとても快適で、滑りにくい。革は染色の際にオイルを一緒に染み込ませる手法で仕上げられていて、使い続けるうちにより深い色合いになっていく。このサイズで全体に革が使われていて、この価格はありがたい。

 内装は片側にマチがある小型ポケット3つとA4ファイルが入るオープンポケット、ペンループが付いており、もう片側にもA4ファイルが入るオープンポケットが1つある。文房具と書類、ノートなどを収納して持ち歩くのに向く構成だ。フルオープンではなく二辺にわたって開くタイプで、歩きながらの出し入れもラク。大きなループが付いたファスナーは素早い開閉に耐える作りだ。

 機能的にはオーソドックスだが使いやすく、ドキュメントケースとしてはかなりスマートなデザイン。ビジネス以外にも十分使えるカジュアルさもある。それは、馬革の質感だったり、底のほうが少し膨らんで書類以外のものが入れやすい形状といったこのバッグの各部分から来るものだろう。流行とは関係なく長く使えるバッグだ。

内装はA4ファイルが入るオープンポケットのほか、マチ付きポケットとペンループという、いわゆるオーガナイザーの仕様。コットンサテンの質感も良い
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もう片側にもA4ファイルが入るオープンポケットが1つ
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オープンポケットに書類、ポケットに小物、もう片側のオープンポケットにはタブレット、中央に手帳や本、といった入れ方が一般的だろう
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2方向に開く仕様だが、このように少しだけ内側に入り込んだ設計で、スムーズに全体を見渡せるように開く
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