「魚でなく『草』が主役!? 『水草水槽』ファン急増の理由」の取材をきっかけに始まった、「水草水槽チャレンジ」企画。第1回のショップ編第2回のスタート編と順調に進んだが、今回はとうとう、トラブル発生!

平和で清らかな水草水槽に突然、見慣れぬ物体が……!

 10年来、汚れ放題だった熱帯魚の水槽が、水草を植えただけで水の透明度が驚くほどアップ。しかもほとんど手をかけなくても透明度が保たれ、水草がすくすくと育ち、魚が元気になっていく――。満ち足りた気持ちで毎日うっとり水槽を眺めていられたのもつかの間。「それ」は突然、現れた。

 上から見ると水はきれいなのに、正面から見ると濁って見える。最初は気のせいかと思った。もしやと思い、水だけで汚れが落ちるスポンジで水槽の内側を拭いてみると、緑色の汚れが付いてきた。直射日光ではないが、窓に面した場所に置いていたために水槽の正面に紫外線が当たり、藻が発生したのだ。よく見ると、買ってきたときは新雪の雪山のように真っ白に光り輝いていた石にも、うっすらと汚れのように藻がつき始めている。

 一方、ストック水槽兼エビ水槽として使用していた“タナカ氏水槽”(「水草水槽のせかい」の著者・タナカカツキ氏にいただいた水草を植えた水槽。詳しくはこちら)も上に油のようなものが浮いていると思ったら、油膜からゴミみたいな感じに変化している。気になったのでコップですくって上のほうだけ水を替えた。汚れに見えたものはコップの中で見ると細い藻のような感じ。さらに細い葉っぱだけに、黒いゴミのようなものがびっしり付着。こっちも藻か、と愕然とする。

 しかしこれらはまだ、予兆にすぎなかった。

 忙しくてゆっくり水槽を眺める暇もない日が何日か続いたあと、ふと「石に黒いカビのようなものがついている」と気が付いた。しかし特に気に留めずに放置したところ、次の日にはそれが、さらに増殖。こすればすぐにはがれそうに見えたが、接着剤でくっついているかのように、びくともしない。そうこうしているうちに、周囲の葉にもうっすらと、この黒いカビが付着し始めた。

うっすらとついていた藻があっという間に増殖。ついには葉にまで付着するようになった
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エビを飼っていた“タナカ氏水槽”の一部の水草にもゴミのような黒い藻が付き始めた
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