女性ホルモンの働きが盛んな年代の女性の多くは、パンツの中にナプキンのような吸収体をほぼ毎日当てがって生活しているらしい。生理中は、経血を吸収する生理用ナプキン(もしくはタンポン)を当てがい、生理期間以外は「おりものシート」を付けて過ごすのだ。日陰者だった「おりもの」という言葉が市民権を得て、テレビCMでもフツーに語られるようになった今。どんな「おりものシート」が女性のニーズを満たすのか? 1988年、業界に初めて「おりものシート」というカテゴリーを創出した小林製薬の人気商品を取材した。

おりものシート市場でトップシェアを獲得する小林製薬

小林製薬が販売する「おりものシート」の主力商品。最近は派手な色使いのパッケージが目を引く。ドラッグストアの棚も、昔に比べてカラフルになった
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 「“あったらいいな”をカタチにする」をモットーに、家庭用品の製造販売事業を幅広く手がける小林製薬。最大のヒット商品は、ポンと置くだけで便器の汚れを防ぐ「ブルーレットおくだけ」だという。同社は生理用ナプキンは生産していないが、1988年、日本市場に初めて「おりものシート」という新しいカテゴリーの商品を投入。売り上げは堅調に推移し、2012年度は113億円(小林製薬調べ)に上った「おりものシート」市場のうち、同社のおりものシートブランド「サラサーティ」は41億4500万円、37.0%のトップシェアを持つという。

(※)比較データ:2012年度の生理用ナプキン市場の売上高は597億円(小林製薬調べ)