クレジットカードにおけるポイントの謎

 私は、結構いろいろなものを無料で買っている。クレジットカードのポイントのおかげだ。

 1年間で計算してみると、書籍代約2万円分、交通費約1万円、カップ麺やペットボトル飲料、デザート菓子などコンビニ利用代約1万円分が無料になっている。WOWOWの視聴料のうち2.4万円も無料だ。

 最近では会社で大量に使っているOA用紙もポイントで購入するようになった。A4のペーパーが5ケースほどで2万円。これも無料ということになる。

 それにしても合計してみると、かなりの金額になるものだ。私の場合、会社経営者ということになるので、飲食費など仕事関連でクレジットカードを切ることが多いのと、年間10回ほどある海外出張の費用が皆、クレジットカード払いのため、普通の人よりも手に入るポイントの額は大きい。

 きちんと計算してみると、年間のクレジットカードの利用額は500万円。いただいたポイントの使用額(最終的にいくらのものを買ったかで計算)が8.6万円。つまりカードの利用代金の1.7%分もポイントバックしてもらっていることになる。

 ちなみにポイントは、使った段階で雑収入になるが、日本の税法では20万円未満は非課税である。もらったポイントは堂々と使って構わないのだ。

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 さて、平均的な日本人サラリーマンのカード利用額は50万円程度だ。営業マンなど立て替え払いの機会の多い人の場合、年間のカード利用額が100万円程度になることも多いのではないだろうか。

 ということは、平均的なサラリーマンも私ほどの額ではないにしろ、クレジットカードのポイントをうまく使うことで1~2万円分のお小遣いをポイントとしてもらえるわけである。

 私の場合、複数のカードの組み合わせで、結果的にポイント還元率が1.7%という結果になっているが、平均的なクレジットカードのポイント還元率は0.5%というものが多い。

 つまり、どのクレジットカードを選ぶかで、もらえるお小遣いの額に結構な差が出る。だから世の中では、クレジットカードの比較サイトがたくさん立ち上がっているわけなのである。

 これまで私は利用者の立場で、クレジットカードの利用術について研究していたが、最近はそれに加えて、ビッグデータ関連の情報収集を始めた関係で、米国のカード会社についての情報も増えてきた。それらの情報を、今回のコラムで一度きちんとまとめてみようと思う。

 そもそも、なぜカード会社がポイントを発行するのか? そして、なぜその中にポイント還元率でお得なカードがあるのか? まずこれらの理由から最初に見ていくことにしたい。