今回のテーマはキーボード、おもにパソコン向けのキーボードだ。前回の「液晶ディスプレイは『23型』『IPS』『1万円台後半』が売れ筋――ツクモに聞く」で取材したツクモパソコン本店から、同じ秋葉原にあるTSUKUMO eX.に移って話を聞いた。

 同店の上田浩一氏は「数は3000円以下の低価格モデルが一番出ますが、指名買いされるのは入力性に特徴があるブランド品ですね。ただ、人気ブランドやシリーズのなかでも、キーの重さや配列、刻印といった多くの要素があり、お客さんひとり一人のフィット感の違いで購入モデルが決まります。なので、売れ筋という意味では、ブランドやシリーズ単位で見る方がいいと思います」と語る。そこで、キーボードのタイプ別に人気のあるシリーズを見ていくことにしよう。人気シリーズとその代表モデルの価格は以下の通りだ。

●同店のキーボードの売れ筋
メカニカルキーボード「Majestouchシリーズ」
代表モデル Majestouch 2 FKBN108M/JB2 FILCO(ダイヤテック) 1万2800円
軽めのキースイッチ「茶軸」を採用した、108日本語キーボード。テンキー付きで、かな表示の刻印もプリントされている。PCインターフェイスはUSBとPS/2。サイズはW440×D138×H38.5mm。
代表モデル Majestouch BLACK Tenkeyless FKBN91MRL/NFB2 FILCO(ダイヤテック) 1万800円
テンキーレスの91日本語キーボード。キートップを無地として、前面にローマ字の刻印をプリントした仕様。茶軸以上に軽い「赤軸」を採用する。サイズはW356×D135×H33mmとなる。
静電容量無接点キーボード「Realforceシリーズ」
代表モデル Realforce108UD-A TYPE-D XE31B0 東プレ 1万7980円
テンキー付きの108日本語キーボード。レーザーマーキング方式で刻印しており、全キーの押し下げ圧は30gとなる。PCとはUSBで接続する。サイズはW455×D168.5×H39.6mm。
代表モデル Realforce108UD-A TYPE-C XE01B0 東プレ 1万7980円
「XE31B0」とほぼ同じ仕様の108日本語キーボードだが、キーによって押し下げ圧が異なり、30gと45g、55gのキーが配置されているのが特徴。サイズも同じW455×D168.5×H39.6mm。
メンブレンキーボード(特定のシリーズに依らない)
代表モデル Excelloio Lite FKBE109/JP FILCO(ダイヤテック) 3980円
ノートPCに多いパンタグラフ型のキースイッチを採用した、109日本語キーボード。USB接続で、ピンク色のベースに黒いキーが並ぶデザインとなる。サイズはW447×D135×H23mm。

 パソコン向けキーボードには、主に上記の3タイプがある。メカニカルキーボードはキー単位で独立したスイッチを配置する構造で、高級機の定番のひとつだ。静電容量無接点方式は、キーを押したときの静電容量の変化を察知して入力するため、機械的な接触を必要としない。一般にメカニカル型よりタイプ感がやさしい。こちらも高級品だ。メンブレン式はもっとも適用範囲が広い。絶縁層を挟んだ通電シートを全体に敷き、キーが押された部分の入力を検知する仕組みだ。スイッチの構造によってパンタグラグやラバードーム型などがある。それぞれに特徴があり、固定ファンを多く抱えているわけだ。次のページから、代表モデルを中心に詳しく追っていこう。

TSUKUMO eX.の地下1階にあるキーボード売り場。一面に複数のタイプのキーボードが並べられている
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※写真や文章で掲載している価格は、2013年5月22日15:00時点のもの。日々変動しているので、参考程度に見ていただきたい。