この記事は「日経トレンディ2013年3月号(2月4日発売)」から転載したものです。内容は基本的に発売日時点のものとなります。

 バイク離れが進む一方で、実は全国でレンタルバイク店が急増している。最大手のキズキレンタルサービスだけでも、ここ数年で5倍以上の約100店に拡大。利用者は30~50代男性が中心で、月300件以上貸し出す店もあるという。

 2012年7月には、新東名高速道路のパーキングエリア「NEOPASA清水」にFC店をオープン。利用者は一般道からNEOPASA清水の「ぷらっとパーク」に入り、クルマを駐車してバイクを借りる。都内などからの長距離区間はクルマでゆったり移動し、富士山周辺や伊豆半島をバイクで巡る“ゆるいツーリング”が受けている。

池袋にあるキズキレンタルサービスの直営店
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池袋店で友人と一緒にホンダのCBR 250Rを借りた20代男性。この日は、日帰りで江ノ島までのツーリングを楽しむという
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 NEOPASA清水店の貸出件数ランキングでは、ハーレーダビッドソンの「XL883R」や、ドゥカティの「DIAVEL CARBON」など、高級輸入車が上位を独占。「維持費がかかる大型バイクを一度手放してしまった中高年のリターンライダーや、買いたくても輸入車に手が届かない20~30代に選ばれている」(キズキレンタルサービス)という。

 同率3位だったのは、昨年2月に発売されたホンダの「NC700X」だ。大型モデルながらレンタル料金は8時間で1万2000円と、400ccクラスの中型バイクと同じ。「レンタル料金は新車の販売価格を基に8段階で設定している。NC700Xはもともと車両価格が安いためレンタル料金に割安感があり、狙い目」(キズキレンタルサービス)と話す。

NEOPASA清水店の貸出件数ランキング
1位 XL883R(ハーレーダビッドソン) 1万4400円
2位 DIAVEL CARBON(ドゥカティ) 2万円
3位 CB1300SB(ホンダ) 1万4400円
3位 Ninja1000(カワサキモータース) 1万4400円
3位 GSX1300Rハヤブサ(スズキ) 1万6800円
3位 CB1100(ホンダ) 1万4400円
3位 NC700X(ホンダ) 1万2000円
8位 CB400SF(ホンダ) 1万2000円
8位 Ninja250R(カワサキモータース) 9600円
8位 Ninja400R(カワサキモータース) 1万2000円
注)「レンタルバイク NEOPASA清水」(新東名高速道路の清水パーキングエリアぷらっとパーク内)で、12年7月~13年2月までの貸出件数ランキング。記載した料金は8時間レンタルの場合
1位
米ハーレーダビッドソンの「XL883R」。ハーレーのなかでは最小排気量のモデルで、車体は軽く、シートも低め。取り回しがしやすいため、ハーレー初心者に向く
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2位
伊ドゥカティの「DIAVEL CARBON」。排気量は約1200ccで、長距離ツーリングに向く設計
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3位
ホンダの「NC700X」。低燃費で、乗車姿勢がラク。荷室にはフルフェースのヘルメットも収納できる
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8位
08年に発売されたカワサキモータースの「Ninja250R」。13年モデルではスタイルやエンジンなどを刷新
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