一般的なスマートフォンなら約4分、タブレットなら約8分でクリーニングが完了。東京インターナショナル・ギフト・ショーでは新製品コンテスト準大賞を受賞した(画像クリックで拡大)

 いまや多くの人が所有するスマートフォンだが、画面につく指紋や皮脂汚れに頭を悩ませる人も多い。そんな悩みを楽しく解消できる商品が、2013年3月28日の発売後約1カ月で既に2万台を売り上げ、注目を集めている。玩具メーカーのタカラトミー(東京都葛飾区)が発売した小型掃除ロボットクリーナー「オートミーS」だ。

 スマートフォンやタブレット端末のディスプレイ画面に載せてスイッチを入れると、本体底面の3つのタイヤと2カ所のクリーニングペーパーが回転。自動で走行しながら指紋や皮脂汚れを拭き取ってくれる。画面のフチにきても落ちずに方向転換するノンフォール機構や、ランダムに方向転換して画面全体をむらなくクリーニングするオートターン走行機構も搭載した。本体は67×38×73mmで、重さ約82gという手のひらサイズ。単3形アルカリ電池1本で連続3時間駆動する。カラーは、オレンジ、ブルー、ピンク、ホワイトの4色で各1575円。

 開発当初は、作動してもきれいに汚れを拭き取れないという問題もあったが、クリーニングペーパーを高速回転させる機能を新たに採用してその問題をクリア。さらに、直径約7cmのコンパクトボディーにするため、玩具メーカーならではの技術やアイデアを駆使して、ひとつのモーターとギアの組み合わせにすべての機能を収めることに成功した。

 発表当時から話題を集め、大手通販サイトでは2600個もの予約が殺到。発売日正午には一部のお店で人気色の品切れも相次ぎ、初回分は好調に完売。発売1カ月で約2万個を売り上げた。「メインターゲットは20代のガジェット好きユーザーだったが、実際の購入層は30~50代が76%と想定よりも年齢の高い層の反応が良かった」(広報部・山下由衣氏)。玩具コーナーだけでなく、掃除ロボットを販売する家電コーナーで展開された店舗があったことも影響しているようだ。

 現在は、同社や大手の通販サイトのほか、全国の玩具専門店、家電量販店などで販売中。今後は人気キャラクター版の発売も予定している。

(文/梶 里佳子)