ビビりながら、泣きながら、
「応援するってどういうことか」を模索する。
日本唯一のプロの応援団が歩んできた道、
後半も熱いエピソード満載です!

我武者羅應援團
結成:2007年2月。メンバー:12人(2013年5月現在)。代表作:NHK「紅白歌合戦」、ジャパンエキスポinフランス、初日の出応援など。著書に『僕らの仕事は応援団。』(大和書房)、『「本気で生きる」以外に人生を楽しくする方法があるなら教えてくれ』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

言葉の感覚を研ぎすませるため「読書」は必須科目

ビビる大木(以下、ビ):毎回終わったら反省会をやるんですか。

団長・武藤貴宏(以下、団長):しますね、毎回。大木さんも1日の終わりに「ひとり反省会」をするって話を小耳にはさんでおりますけど。

ビ:ハハハ、よく知ってますねぇ。

団長:僕らも反省会のほうが長いんじゃないかってくらい、やります。ときには深夜まで……。

ビ:今日の応援のあそこはどうだったか、とひとつひとつ振り返るわけですか。

団長:そうですね。準備を怠ったんじゃないか、次にもっとよくするためにはここをこうしたほうがいいよ、とか。

ビ:ははぁ。準備と言うと、普段からどんなことをしてるんですか。

団長:言葉に関して普段からすごく気にしてますね。

ビ:言葉……。どういう風に気にするんですか?

団長:我武者羅応援団は本をものすごく読むんです。

ビ:あぁ、本ですか!

団長:もちろん身体を鍛えるのも大事なんだけど、相手に伝えたい気持ちがあるときに、それを自分の言葉にできないといけないから。短い時間に言葉で伝える、その感覚を研ぎすませようって言い合ってます。見た目は体育会系ですけど、意外と文化系です(笑)。

ビ:ハハハ。いいですねぇ。

副団長・武藤正幸(以下、副団長):お互いのメールでも「その助詞の使い方はどうなんだ」とか「てにをはが違うだろ」とか言い合ってますよ。

ビ:ワハハハ! メールの文ですら、真剣なんですね。普段からそこまで言葉に気を使っているんですね。

団長:その割に本番になると噛んだり、日本語がおかしくなったりしちゃうんですけど(笑)。でも日頃は必死にこだわって、最後はこだわらずにぶつけるのがいいかなと思っています。

ビ:わかります。むずかしいけど、それが大事ですよね、本番は。

副団長:はい。本番では「恥ずかしい」とか「うまくやろう」って気持ちも捨てて……。

ビ:そういう意味でも反省会が必要になってくるわけですね。

副団長:「お前、ひよっただろ」とか「気持ちがあったのに、いかなかったよな」って。

ビ:ハハハ。

団長:気持ちがあって、行って失敗したんだったらいいんです。でもいかなかったらだめ。それじゃ結局、高校生のとき逃げ出したのと変わらないですから。