シグマ

30mm F1.4 DC HSM

レンズマウント:キヤノンEFマウント、シグママウント

発売日:2013年3月22日

実勢価格:4万9800円

 世の中に流通するデジタル一眼レフの多くは、フルサイズセンサーではなく、ひとまわり小さなAPS-C型のセンサーを搭載している。APS-Cセンサー搭載のデジタル一眼レフを使っている人の多くは、キットモデルに付属するズームレンズを装着したまま、というライトユーザーだろう。僕の周囲にもそういう友人は多く、「ふわ~っとボケる写真は、どうやったら撮れるの?」とよく質問されることがある。

 そういうライトユーザーにこそ強くお薦めしたいレンズが、APS-C専用レンズとしては唯一F1.4という明るさを実現した「30mm F1.4 DC HSM」だ。35mm判換算で45mm前後の標準レンズだから、カメラに着けっぱなしで常用することも可能だ。

 この連載でも、以前ソニーの「E 35mm F1.8」を取り上げたときに書いたが、標準レンズは被写体との距離を自分でコントロールすることで、広角的にも望遠的にも使うことができる。ズームレンズに慣れている人は、最初とっつきにくいかもしれないが、慣れるとこれほど快適で使いやすいレンズはないと思う。

絞り開放、しかもガラス越しという条件だが、スーツのテクスチャーが繊細に再現されている(SD1使用、ISO100、1/320秒、F1.4)
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絞ればキリッとシャープ。もちろん、SD1のFOVEONセンサーの力も大きいのだが、その解像力にレンズもきっちり追いついている(SD1使用、ISO100、1/640秒、F8)
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最短撮影距離(30cm)での撮影。ボケ味は旧型ほど強くはないものの、なだらかで素直だ (SD1使用、ISO100、1/320秒、F1.4)
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