2013年春、注目のファストファッションブランドが日本でオープンした。

 ひとつは、韓国最大手アパレル企業・イーランドのレディスブランド「MIXXO(ミッソ)」、もうひとつは関西に拠点を置くアパレル企業・アーバンリサーチが手がける新ブランド「SENSE OF PLACE(センスオブプレイス)」だ。

 どちらも生産から販売まで自社で手がけるSPA(製造小売業)業態で、H&Mやフォーエバー21、ZARAといった欧米のファストファッションブランドとビジネスモデルはほぼ同じ。マス市場を対象にトレンドファッションを短サイクルで投入、手ごろな価格で販売する。

 ただ欧米のファストファッション勢と違うのは、世界標準のトレンドを取り入れながらも地域性や独自性を重視している点。ミッソは日本市場に合わせたサイズや色を展開し、接客スタイルも日本流を採用。センスオブプレイスはセレクトショップ「アーバンリサーチ」と同等の品質基準とライフスタイル提案で差異化する。日本人の感性に合った商品とサービスで、欧米ファストファッション勢に対抗する構えだ。

 ただ、両ブランドとも世界展開を目指していることに変わりはない。ミッソは日本に海外初出店を果たし、センスオブプレイスも海外進出を狙う。低価格市場では後発のアジア発ファストファッションが世界市場で戦うファストファッションブランドにどこまで迫れるか。

韓国最大手アパレル企業・イーランドのレディスブランド「MIXXO(ミッソ)」
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セレクトショップを展開するアーバンリサーチ初のファストファッション業態 「SENSE OF PLACE(センスオブプレイス)」
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