みなさん、こんにちは。ファイナンシャルプランナーの山田英次です。

 前回のコラムでは、いつか必ず直面する「葬儀」について考えてみました。心躍るイベントではありませんが、多くの人は自分や家族の葬儀をきちんとしたい、してもらいたいと考えています。

 そのためには、日ごろの意思疎通が大切というお話をさせていただいたのが前回でしたが、今回は人生の最終章における意思表示手段として注目されている「エンディングノート」について考えてみたいと思います。

人生の最終章の“意思表示”

典子さん: ねえ、浩二さん。これ見て! エンディングノート!!
浩二さん: えっ!? 先月は俺の葬式の話で盛り上がったけど、今度はノート?
典子さん: これは自分が最期を迎えるまでの間、どんな考えを持っていてどんな生き方をしたいか、考えてまとめておくためのノートなんだって。
浩二さん: さ、最期を迎えるまでって、なんだかちょっと寂しくなるノートだな。
典子さん: でもほら、人間は生まれたときから最期が来ることを運命づけられているわけだし、避けては通れない課題だと思うのよね。
浩二さん: そういわれてみれば、そうかもな。 俺もう還暦を過ぎたし、「そんなのまだまだ先」って笑っていられない年齢になった気もするし。ちょっと書いてみるか! って、なんで、それ、1冊しか買ってこなかったの?
典子さん: だってほら、私まだ50代だから……。
浩二さん: な、なんだよ~。それ、俺のノートなの? せっかくなら一緒に書こうよ。

 結局、浩二さんのリクエストに従う形でノートを2冊そろえた浩二さん、典子さんです、エンディングノートにどんなことを書いていくのでしょうか?