卵形フォルムで人気を博している東和電子のスピーカーシリーズに新モデルが登場した。パソコン用のUSBスピーカー「TW-S7」に始まって、iPhone用のドックスピーカー「TW-D7IP」、薄型テレビ用の「TW-D7OPT」などさまざまなコンパクトスピーカーを発売してきた同社が今回手がけたのは、テレビ用超小型スピーカー「TW-D5TV」(2013年3月27日発売、予想実勢価格9980円)だ。

 TW-D5TVはコンパクトタイプのUSBスピーカー「TW-S5」(2012年11月発売、実勢価格8800円)の流れをくむモデルで、同じサイズのコンパクトな卵形キャビネットを採用している。果たして音質や使い勝手はどうなのか、試してみることにした。

東和電子が2013年3月27日に発売する薄型テレビ用スピーカー「TW-D5TV」(予想実勢価格9980円)
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どんなテレビに合わせても邪魔にならないサイズとデザインが魅力

 TW-D5TVの大きな特徴は、Olasonicのスピーカーシリーズに共通するその卵形フォルムとそのコンパクトさだ。卵形フォルムには理由がある。一般的な箱形スピーカーに対して剛性が高く、箱鳴りなどのノイズが発生しにくい。箱形のように平行面がないため、音波が重なりあってとどまってしまう「定在波」と呼ばれる現象も生じない。こうしたことから吸音材が不要になり、小型でも箱形スピーカーに比べて再現性の高い迫力のある音を実現できるというわけだ。

 併売しているテレビ向けスピーカー「TW-D7OPT」(実勢価格1万5800円)は、iPhone向け「TW-D7IP」とウォークマンシリーズ向け「TW-D7WM」(どちらも実勢価格1万4800円)と同じアンプ部を備えている。テレビ画面の下に潜り込ませればそれほどでもないものの、テレビ脇に設置する場合には少し邪魔だった。

東和電子が2011年6月に発売したテレビ向けスピーカー「TW-D7OPT」(実勢価格1万5800円)
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東和電子が2011年10月に発売したiPhone/iPod touch対応ドックスピーカー「TW-D7IP」
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 しかし今回のTW-D5TVはTW-S5と同様にキャビネット内にアンプを内蔵しており、卵形スピーカー以外に場所を取るものがない。本体にACアダプターを接続し、テレビの脇に設置するだけで済むというのが魅力となっている。

 キャビネットのサイズは直径87mmで高さ119mmと、350mlのドリンク缶とほぼ同程度だ。内蔵の大容量コンデンサーに充電することで、2.5Wの低消費電力ながら10W+10Wのパワーを実現する独自の「スーパーチャージドドライブシステム(SCDS)」を採用している。

 音声入力端子はステレオミニジャックのアナログ入力のみ。電源ボタンなども備えていないが、オートパワーオン・オフ機能を備えており、テレビの電源に連動して自動的にスピーカーの電源がオン・オフする。

 最近はテレビの前に設置するバータイプの一体型スピーカーが人気だが、テレビの前に置くと少し邪魔になることがある。しかしTW-D5TVはテレビの両脇に設置できるので、テレビの画面やリモコン受光部などを邪魔することがない。スピーカーが左右に離れているので、音の分離感があるのも魅力の一つといえる。