「ボーン・ダディーズ」で人気のタンタンメン(£11)、辛さと甘みのバランスが絶妙
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ゆず胡椒ペーストが効いた、「昇龍」のゆずトンコツ(£10.40)
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店内の壁を飾る、レトロチックなコラージュがひときわ目を引く「ボーン・ダディーズ」のインテリア
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 英国人が“行列を作る”ことを好む国民であることは世界的に有名だが、特に昨年の冬のソーホー辺りでは、夜に氷点下にもなる気温をものともせず、辛抱強く自分の順番を待つ行列に遭遇した。彼らのお目当て、 それは何と“ラーメン”なのだ。

 2012年3月に、大阪に拠点を持つ「龍旗信(りゅうきしん)」がプロデュースした本格的なラーメン屋「麺屋一点張(めんやいってんばり)」がオープンして以来、現在、ロンドンのソーホーではこだわりのラーメン屋が続々と産声をあげている。口コミやSNSが追い風になり、流行を追う新しもの好きのロンドンナーたち、フード・ブロガーや美食家も、みんなこぞって店の前に列を作る。ロンドンにはそれ以前も、ラーメンを供する日本食料理店や、中国人が経営するヌードル・バーなどはあったが、昨今のラーメン屋のクオリティーは既存のラーメンをはるかに凌ぐもの。ロンドン在住の日本人のブログをのぞけば、多くの人がこの新参者のラーメン屋体験を雄弁に語り、さらには地元のさまざまな新聞や雑誌でも“Ramen(ラーメン)”、特に“Tonkotsu (トンコツ)”を大きく特集している。

 NYでは数年前から大きな話題になっていたラーメン、日本人の国民的なB級グルメフードが、遅ればせながらロンドンに大旋風とともに上陸した。現在、街で最も勢いのある2軒のラーメン屋のオーナーたちにインタビューし、その人気の秘密を探った。