今回のお題は、キヤノンの高倍率ズーム機「PowerShot SX50 HS」だ。35mm判換算で24~1200mm相当の光学50倍ズームレンズを搭載しており、広角から超望遠までが1台で撮れるのが魅力だ。落合カメラマンは、各社の競合モデルと比較した末にSX50 HSを購入したというが、その理由とは?

 久々だなぁ。使っていて「うひょ~、ウヒャヒャッ♪」ってな感じで楽しくなれちゃうデジカメには、ホント久しぶりに出会った気がする。キヤノン「PowerShot SX50 HS」(以下、「SX50HS」)。HX50SHじゃありませんよ。HS50EXRでもありません(←こりゃ富士フイルムのモデル)。と、ナンだかとてもヤヤコシイ名前のSX50 HSなので、私はなかなか正しい名称が覚えられなかった。いや、今でも一瞬考えなきゃ正しい機種名が出てこない。「きゃりーぱみゅぱみゅって3回唱えるから勘弁して!」って思わずお願いしちゃいたいぐらい覚えにくい名前なのである。

キヤノンが2012年9月に発売した高倍率ズームデジカメ「PowerShot SX50 HS」。35mm判換算で24~1200mm相当をカバーする光学50倍ズームレンズを搭載するのが特徴。現行モデルでは、ソニーの「Cyber-shot DSC-HX300」や富士フイルムの「FinePix SL1000」と並び、最高のズーム倍率を誇る。実勢価格は4万2800円前後
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 ま、それはともかく、ナニが楽しいって、あえていうまでもありまへん。光学50倍ズームが楽しくて仕方ないのだ。35mm判換算で24~1200mm相当の画角がこのサイズ、この軽さのボディーで得られることの意外性と有用性のコラボがナンとも刺激的。その昔、「ズームレンズなんてぇのは“ものぐさレンズ”っつうてな、ロクでもねぇレンズなんだよ」とか「そんなもの使っていたら、いつまでたっても写真が上達しねぇぞ」とか「ズームに頼るな。自分の足で動け、自分の足で!!」なんていう説教じみた記事をずいぶん読んだものだけど、そういうのは今は昔のオトギ話っていうか、デジカメ時代にはホント似つかわしくないネタになってしまったのだなぁと、つくづく感じるのであります。現代にはデジタルズームなんていう、昔の感覚でいうと「邪道の王様」にカテゴライズされちゃいそうな“いかがわしい機能(笑)”まであるワケだし。