前回は、iTunesとUSBスピーカーを使った初心者向けのPCオーディオの楽しみ方を紹介した。今回はその続きとして、iTunesで「ハイレゾ音源」を楽しむ方法を紹介していこう。

 最初に断っておきたい。前回お薦めとして紹介した可逆圧縮方式「Appleロスレス」はiTunesやiPhone/iPod/iPadシリーズユーザーにとってとても利便性が高いものの、音楽配信サイトでの扱いはあまり多くない。基本的に非圧縮の「WAV方式」か、フリーの可逆圧縮方式「FLAC(Free Lossless Audio Codec)」がほとんどで、少数派として「Appleロスレス」や「WMAロスレス」などがある程度となっている。

 WAV形式で購入・ダウンロードすればいいが、現状ではFLAC形式のハイレゾ音源をiTunesでそのまま楽しむことはできない。

 ではどうすればいいか。FLAC形式からAppleロスレス形式に変換してしまえばいいのである。

まずは聴きたい曲を購入・ダウンロードしよう!

 楽曲のフォーマットを変換するソフトやその使い方は後で紹介するとして、まずはハイレゾで聴きたい楽曲を購入・ダウンロードしよう。

 筆者お薦めの楽曲配信サイトは、日本語で安心して購入できるオンキヨーの「e-onkyo music」だ。こちらは96kHz/24bitや88.2kHz/24bit、192kHz/24bitといったハイレゾ音源を多数配信している。基本的にWAV形式とFLAC形式を用意している。価格は3000円前後が中心となっている。

オンキヨーが提供する楽曲配信サイト「e-onkyo music」
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 CDと同じ一般的な「リニアPCM方式」のほかに、SACDと同じ「1bitオーディオ」とも呼ばれる「DSD方式」の楽曲も配信している。こちらはiTunesで聴くことはできない(DSD専用の再生ソフトが必要)。

 ドルビーTrue HD 5.1chの「ハイレゾサラウンド音源」を配信しているのもe-onkyo musicの大きな特徴だ。ステレオで楽しむ一般的な「PCオーディオ」とは違い、オンキヨー製のAVアンプなどで楽しむというもの。PCオーディオとはちょっと方向性が異なるが、興味のある人はサイトを訪れてみるといいだろう。

e-onkyo musicはドルビーTrue HD形式のサラウンド音源も提供している。HDMI出力を備えるパソコンと5.1ch以上のサラウンドシステムをお持ちの方なら、こちらものぞいてみるといいだろう
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今回はミルト・ジャクソンとレイ・チャールズの「Sould Brothers」をダウンロード購入した
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