AFAに初出展したアミューズは、韓国や台湾などに子会社を持ち、アーティストの発掘などを続けてきた。

 同社は今年に入り、アジア展開を加速している。8月には所属アーティストの東南アジア展開を支援する拠点として香港に子会社を設立、シンガポールには支店も開設した。人気アーティストのPerfumeは10月から11月にかけて台湾、香港、韓国、シンガポールとまわる初の海外ツアーを実施、シンガポールで11月29日から上映した佐藤健主演の映画『るろうに剣心』の配給も手がけている。

 AFAのブース内では、現地のファンの反応をみるためTシャツなどのアーティストグッズも試験的に販売。アーティストのサイン会なども実施して多数の“日本ファン”を集めた。アミューズが考えるアジア展開とは? ――AFAの会場で、同社の相馬信之常務取締役に聞いた。

――AFAに初出展しました。

相馬信之常務取締役(以下、相馬):  アミューズの海外展開は20年以上前のサザンオールスターズの北京公演をはじめ、韓国の映画『シュリ』の日本への紹介など、これまでにも多方面で取り組んできました。現在シンガポールは東南アジアの交通の要衝であり、金融・経済の中心となっており、多数の日本企業が拠点を置いています。アミューズがベースを置くとどうなるかを実験的に仕掛けたいと考えました。隣国のインドネシアやマレーシアなどのマーケットは大きいので、東南アジアに展開できないかと思っています。

AFAのアミューズブース。バルーンがひときわ目立っていた
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ブースではTシャツなどのアーティストグッズも販売された

――シンガポールでの具体的な展開は?

相馬:  2012年の1月から動き始め、8月に支店を立ち上げました。3月から2~3カ月に1度、ライブを開いています。これまで3月にWEAVER、6月にONE OK ROCK、9月にflumpoolのライブを開催しました。今後も3カ月に1度くらいライブを仕掛けたいですね。例えばONE OK ROCKはサウンドがロックで欧米からも注目されています。こうしたバンドは世界にいく可能性も大きいと思っています。

AFAで人気の高かったFLOWのライブ
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アミューズの相馬信之常務取締役

 こちらのメディアとのコンテンツ制作も手がけていきたいと思います。例えばTBSさんはシンガポールのメディアコープ社と10月から放送されている番組「カワイイ スタイル」を制作していて、日本の流行や食などを紹介しています。今後、こうしたコラボレーションができないかと考えているところです。