オリンパスイメージング

M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8

レンズマウント:
マイクロフォーサーズマウント

発売日:2012年12月中旬

実勢価格:4万9800円

 オリンパスイメージングがミラーレス一眼の初代モデル「OLYMPUS PEN E-P1」を発売したのは、2009年7月のこと。E-P1と同時に投入されたのが、薄さを重視したパンケーキレンズ「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8」だ。E-P1にマッチするデザインとコンパクトな設計、使いやすい画角が評価され、多くのPENユーザーが愛用した。

 だが、このレンズはあくまで小型化を優先した設計で、描写はこれといって特徴がなかった。個人的には、線が太めでカリッとした描写が気に入っていたのだが、のちに登場した「PEN E-P3」や「OM-D E-M5」でカメラが高精細化していくにつれ、物足りなさも感じるようになった。旧世代のモーターを搭載しているため、最近のレンズに比べるとAFが遅い難点もあった(といっても、17mm F2.8が発売されたのは、たったの3年半ほど前なのだが…)。

E-P1と同時に登場したパンケーキレンズ「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8」。現在もキットモデルで付属する現役レンズだ
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 そのような理由で、新たな大口径の17mmレンズを期待していたのだが、ようやく12月中旬に「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8」が発売されることになった。

 実はこのレンズ、発表と同時にカメラ店に予約済だったりする。現物を見ずに予約したのは、34mm相当(35mm判換算)でF1.8というスペックが自分にとって理想的ということもあるが、オリンパスの単焦点なら間違いないだろうという信頼感もあった。実際に試写してみると、その通りの結果をもたらしてくれた。

遠景なら、ちょっと絞ってパンフォーカス気味にして撮ることで、このレンズの鋭いキレ味を引き出せる(PEN Lite E-PL5使用、ISO200、1/500秒、F4.5)
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最短撮影距離の25cmにセットし、古本屋さんの軒先に並んだ文庫本を撮影。こういうときは、スナップショットフォーカス機構がありがたい(PEN Lite E-PL5使用、ISO200、1/200秒、F1.8)
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雨の山里を歩いていたら、印象的な光景に出会った。その場の空気を伝えるような、繊細な描写力も持ち合わせている(OM-D E-M5使用、ISO200、1/50秒、F5.6)
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