オリンパスイメージング

M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8

レンズマウント:
マイクロフォーサーズマウント

発売日:2011年9月9日

実勢価格:2万7000円

 ミラーレス一眼で主力のマイクロフォーサーズシステムも、2008年10月発売の初代モデル「LUMIX DMC-G1」(パナソニック)のデビューから4年が経過し、交換レンズのラインアップは実に30本を突破するほどになった。いまや、キヤノンのEFマウントやニコンのFマウントといった一眼レフ勢に劣らぬ、立派なシステムになったといえる。

 マイクロフォーサーズが既存の一眼レフシステムより圧倒的に優れているのが、何といってもボディーが小型軽量な点だ。フルサイズやAPS-Cサイズより撮像素子が小さいうえ、撮像素子とレンズの間にミラーという“設計上の障害物”がないためだ。

 小型軽量化できるのはボディーだけでなく、レンズも当てはまる。一眼レフ用のレンズと同じ画角と明るさならば、圧倒的にコンパクトなレンズが設計できる。コンパクトなだけではなく、リーズナブルな価格を実現することにもつながるのだ。

 そのメリットを象徴するかのようなレンズが、オリンパスイメージングが2011年9月に発売した「M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8」だ。同社は「ママのためのファミリーポートレートレンズ」という親しみのあるキャッチコピーを付けているが、「本格的な作品づくりにも使える凄みのあるレンズ」というのが僕の印象だ。

 実売価格は2万円台後半で、大口径レンズとしてはとても手ごろ。それでありながら、絞り開放時のボケが美しく、しかも絞れば鋭いキレ味を見せる。サイズといい価格といい、マイクロフォーサーズのユーザーならば決して買って損はないレンズといっていいだろう。

料理の撮影では、ボケ味と明るさが生きる。あまり接写には強くないレンズとはいえ、単体でここまで寄って撮れる。35mm判換算で90mm相当という画角も、ほどよい遠近感で使いやすい(OM-D E-M5使用、ISO1000、1/100秒、F1.8)
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中望遠レンズでは、このように前ボケを使うのもおもしろい。気になる絞り開放での描写は、ピントが合った部分はシャープでいながら、ボケ味はふわっと柔らかい(PEN Lite E-PL5使用、ISO200、1/60秒、F1.8)
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このレンズは、ボケ味だけが魅力ではない。F2.8まで絞ると、一転して鋭いキレ味を見せてくれる。クリアで色乗りがよいのも特徴だ(PEN Lite E-PL5使用、ISO200、1/2500秒、F2.8)
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