2012年10月24日に発表され、即日予約の受け付けが始まったAmazon.co.jpの電子書籍端末「Kindle」。モノクロではあるが高解像度のE-ink液晶搭載して、「文字もの」と呼ばれる書籍に向いた「Kindle PaperWhite」。Android OSをベースとしたカラーのタブレット端末「Kindle Fire」、「Kindle Fire HD」という3つのシリーズをラインアップする。

 PaperWhiteには、無料でNTTドコモのデータ通信サービスを利用できる3G版(1万2980円)と、3GなしのWi-Fi版(7980円)の2モデルがある。Kindle Fireは8GB版(1万2800円)の1モデルだが、HD液晶を搭載したKindle Fire HDには16GB(1万5800円)と32GB版(1万9800円)の2モデルあり、合わせると3シリーズ5モデルでの展開となる。

 コラム掲載時点では、専用端末が発売されていないものの、予想を上回る予約が集まっている。特にPaperWhiteは今月19日に発売されるにもかかわらず、今予約しても手元に届くのは年明け2013年1月6日の週になる見込み。国内だけでなく、海外でも品薄な同端末。「ハードウエアメーカーとしての苦しみを味わっています……」(アマゾン広報)と、うれしい悲鳴をあげているようだ。

 ともあれ米国をはじめ、海外では既に確固たる地位を築いているKindleの登場により、なかなか前に進まなかった国内の電子書籍市場が活気づくのは間違いないだろう。本コラムとしても取り上げないわけにはいかないが、ハード面ではなく実は魅力的なKindleのソフト面について話を進めてみたい。

アマゾンが発売する電子書籍端末「Kindle PaperWhite」(Wi-Fi版:7980円、3G版:1万2980円)。右のように、今購入しても届くのは年明け早々になる
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Android OSをベースとしたカラー液晶のタブレット端末。左は「Kindle Fire」(8GB:1万2800円)、右はHD液晶の「Kindle Fire HD」(16GB版:1万5800円、32GB:1万9800円)
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