9月23日まで開催されていた「東京ゲームショウ2012」ではスマートフォン向けのゲームが急増し、モバイルが再びゲームプラットフォームの1つとして大きな注目を集めていた。だがそのモバイルゲームをけん引しているソーシャルゲームへの理解はまだあまり深まっているとはいえない。

スマートフォンが目立った今年のゲームショウ

 今年も、9月20日から23日まで開催された東京ゲームショウ。4日間の入場者総数が22万3753人と昨年を上回り、過去最高を記録。大盛況のうちに幕を閉じた。筆者もゲームショウ当日はトレンディネットの東京ゲームショウ速報にて、速報スタッフの1人として取材をしていたのだが、今年大きく変化したと感じたのは、やはりスマートフォンの台頭である。

 従来、携帯電話などのモバイルで楽しめるゲームは、ゲームショウ会場ではどちらかというと脇役的な存在であった。それは、モバイル向けのゲーム利用者は主にカジュアルゲームを好む傾向が強く、本格的なゲームが多く出展され、それを目的とするユーザーが多く集まるゲームショウ会場においては存在感を発揮するのが難しかったからだ。

 だが、モバイルの主流がスマートフォンに変化すると共に、モバイルのゲームを開発する上でも変化が出てきている。スマートフォンによってハードの高性能化が一段と進んだほか、従来の携帯電話にあった通信量などの制約が取り払われたことで、より高度で自由なゲームが開発できるようになったのだ。

 そうしたことから会場では、中小規模のメーカーだけでなく、セガやKONAMIなどの大手ゲームメーカーがスマートフォン向けゲームを大々的に展示。ゲームプラットフォームの1つとして、スマートフォンが台頭したことを感じさせた。「XBOX360」でコンシューマーゲーム市場の一角を占めるマイクロソフトが出展を見合わせたことも、そうした印象を一層強くしたといえるだろう。

「東京ゲームショウ2012」におけるセガのブースでは、スマートフォン向けのタイトルを前面に押し出していた
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