アプリを起動すると、前ページの地図画面が表示される。初期状態では「四国八十八箇所」が表示されているので、地図を四国にスクロールするとお地蔵様のアイコンでびっしり埋め尽くされた四国が目に入る。「次へ」「前へ」のボタンで霊場の名称や場所を順に確認していくことができる。メニューで「一覧から選択」を選べば、リストで一気に88番札所にジャンプすることだってできる。

 メニューで「概略」をタップすると、巡礼ルートの概要が表示される。そう、ここまで説明してやっと紹介できるのだが、このアプリは四国霊場八十八カ所に限ったお遍路アプリではないのだ。四国別格二十霊場をはじめ、全国各地の観音菩薩霊場や薬師如来霊場、弘法大師霊場に不動明王霊場などなど、多くの巡礼ルートが登録されている。

 東京だと、谷中や浅草の七福神巡りなど、身近なものもある。北海道から九州まで、さまざまなお遍路や巡礼のルートがカバーされている。四国に行く本格派の人だけ使えるアプリではないのがうれしい。しかし、こうして見てみると、日本にはお寺が本当にたくさんあるのだと思う。以前、100円均一ショップを探せる「100均マップ」を紹介したときに、日本は100均でできているのかと思ったと書いた。しかし、このアプリの地図を見ていたら、100均より遥かに昔から日本はお寺でできていたのだと、そんなことにようやく気が付いた。

メニューから「一覧から選択」を選ぶと、霊場が順番に並んだリストで表示される。タップすればその霊場を示した地図に戻る
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メニューの「概略」ボタンで、巡礼ルートの概要が表示される。これは「四国八十八箇所」のもので、掲載ルートは全国の多岐に渡る
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「設定」をタップすると、多くの巡礼ルートから選択する画面に切り替わる。全国にこんなにもたくさんの巡礼ルートがあることを知って驚いた
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東京付近の巡礼ルートを見てみたところ。全国には本当に多くのお寺があり、親しまれているのだと改めて感じ入った
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著者

岩元 直久(いわもと・なおひさ)

ITジャーナリスト。モバイルや通信を中心としてパーソナルユースから業務システムまでトレンドをチェックする。日経BP社で記者・デスクを経て現職。モバイル取材歴は長く、往年の「日経モバイル」を発刊した10数年前までさかのぼる。