まだ暗い海浜幕張駅周辺を歩けば、木陰に数人のボーイズがいる。ピンとひらめいた。「違っていたら悪いんだけど、もしかして、東京ゲームショウを待っているの?」「はい、そうです」「わっ、早いね」「はい、さっき行列しに行こうとしたら、断られまして、ココで待つことにしたんです」「それは大変だったね。で、どっから来たの?」「僕は松戸です」「隣りのセーネンは?」「僕は柏です」「写真撮らしてもらってもいい?」「はい、かまいません」と言ってくれたのが、ご覧の3人だ。時計を見れば午前4時52分。

前夜は新習志野で過ごしたというTGS2012行列解禁を待っていた3人。実際には、まだ何人かいたが、「僕は勘弁してください」とカメラの後ろに回られてしまった。ご苦労さまです
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 TGS2012では主催者側で、幕張メッセでの徹夜行列を認めていない。青少年の健康を留意したルールである。しかし、今後発売予定のゲームタイトルが一堂に会するイベントへの若者たちの情熱は熱い。結果、幕張メッセの敷地外で、行列解禁待ちをしているヒトたちは数多い。午前5時、幕張メッセの手前に行列の起点がTGSスタッフの、ハンドマイクで、「コチラにお並びください」と報される。待ってましたとばかりに、どこにいたのか、ヒト、ヒト、ヒト。

起点に集まった人数を見計らって、スタッフは幕張メッセの広い駐車場の外周に沿って、整然と行列を進ませる。頻繁に、「4列でお進みください!」という声が響く
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