サイズは、50mm幅、25mm幅、12mm幅の3タイプ。25mm幅、12mm幅はそれぞれ2色セット。ディスペンサー付きは493~598円、詰め替え用は441~504円(画像クリックで拡大)

 ビジネスシーンだけでなく老若男女が日常的に使用する付箋は、貼ってはがせることで一時的なメモができる便利な商品だ。その使い方は多岐にわたり、今ではメモだけでなく、見出しラベルなどに使うというユーザーも少なくない。しかしこの用途では「一部だけにのりがついいている従来の付箋では、ひらひらしてはがれそうなのが不安」という声が多かった。そこで住友スリーエム(東京都世田谷区)は裏側全面にのりをつけた「強粘着かんたんラベル 全面のり」を2010年に発売開始、今までなかった商品として売り上げを伸ばした。そして今年の夏、書き込む分量に応じて好きな長さでカットできる「ポスト・イット 強粘着ロール」を発売したところ、さらに好調な売れ行きを記録している。

 「付箋は多種多様な用途で使われるため400を超える種類の製品がありますが、それでも全ユーザーが求めるサイズの提供は難しい。そこで長さを調節できるロールタイプを開発することになったんです」と開発の経緯を話すのは同社文具・オフィス事業部の諏訪部優氏。セロハンテープのような形状で、使用する長さだけ自由にカットして使えるため無駄もない。強い粘着力で、書類はもちろんパソコンやファイル、キャビネットなどの樹脂面や垂直面、さらに段ボール箱などにもしっかりと貼れる。その強い粘着力と自由な長さを生かして、伝言メモをはじめ、見出しラベル、ちょっとした目隠しのマスキングなど、さまざまな用途に使える。もちろんはがしたい時にはきれいにはがせる。

 7月10日に発売した直後から順調な伸びで売れ、発売後2カ月で前述の全面に糊を付けた最初の製品「強粘着かんたんラベル 全面のり」の約1.5倍となる売り上げを記録した。予想以上の売れ行きに、現在は当初予定よりも生産数を増やして対応しているという。自分流にアレンジでき、多彩に用途が広がる商品だけに、今後も売れ行きが伸びそうな商品だ。全国の文具店、量販店、ホームセンターなどで販売中。

(文/梶 里佳子)