ジャンル エンターテインメント
アプリ名 雲堂
作者 ウェブインパクト
料金 無料
ダウンロード先
お線香が1本、目の前で煙をくゆらせながら燃えていく。これが燃え尽きるまで、雑念を取り払って座禅を続けてみよう

 鐘の音、お線香の香り、そしてお堂に響く「バシッ」と肩を打つ警策(きょうさく)の音。テレビで見たり、お寺で遠目にしたりする「座禅」の光景は、とても厳粛な空気をまとっている。となると、勢い縁遠いものになってしまうのだが、世界情勢も日本の行く末も考えれば考えるほど心配なこんなご時世だからこそ、自分と向き合うことも必要なのかもしれない。お寺へ出向いて座禅をするのは大変でも、なんと今は「座禅アプリ」なる便利なものがある。スマートフォンで座禅をサポートしてくれるアプリとでも言えばいいのだろうか。

 アプリの名称でもある「雲堂」とは、禅宗の修行僧である「雲水」が学ぶお堂のことだそうだ。まさに、座禅をするお堂が、スマートフォンの中から飛び出してくる。と言っても、アプリが特段に何かをしてくれるわけではない。最初に音声で座禅の組み方の説明がある。そして鐘の音が3つ響いたら座禅が始まる。ゆっくりと燃えていく線香と、ゆらゆらと立ち上る煙のグラフィックを半眼でかすかに見ながら、気持ちを鎮めていく。線香が燃え尽きると、再び鐘の音が響き、座禅が終わる。

 要するにそれだけのことだが、不思議なことに気持ちが落ち着くような気がする。アプリの初期設定では座禅は5分。たった5分なのだが、アプリのお線香をわずかに見ながらゆっくりと呼吸するだけで、気持ちが落ち着いてくる。数分もすると眠くなってきたりして、本当だったら「バシッ」という警策の音が肩で鳴るのだろうけれど。それでも、アプリで初体験の座禅、思った以上に良い経験だった。だまされたと思って、“アプリで座禅”を試してみませんか?