ブラ&ショーツの上に直接白衣を着ることも多い

 ナースウェアは広く医療(看護)業務に従事する仕事着だが、結構バリエーションに富む。大病院などは診療科目や職務によってウェアが異なったり、同じ病院で同じ仕事に就いていても同じ白衣ではなかったりする。

 これは、病院側がウェアの型や色を定めて支給する以外に、個々のナースがカタログ等で選んで病院が購入するケースもあれば、派遣の看護師のように自前で購入するケースもあるのだとか。病院・医院の方針や働くスタイルによって一律ではないためらしい。

 千趣会が医療現場で働く女性552人を対象に実施した調査によると、白衣選びで最も気にするのは「透けない」ことだった。

【ナースの白衣選びのポイント】

資料提供:千趣会の看護師向けカタログ「Bellenurse(ベルナース)」2012年春夏号より
[画像のクリックで拡大表示]

 「白衣の多くは真っ白、もしくは淡い色のため、どうしてもインナーの透けが気になる。ナースさんは動きやすさを重視してブラ&ショーツの上に直接白衣を着ることも多く、白衣1枚でも透けない機能が求められるようです」。こう話すのは同社のカタログ企画部でベルナースの企画立案や商品アイデアに関わる出会(であい)桃子さんだ。

 院内は温度管理されているのでウェアに夏冬の区別はなく、半袖が基本。寒ければカーディガンで調節する。またスカート型は減り、今はパンツ型が主流だ。

ピンタックジャケットとストレートパンツ(各3990円)。今は動きやすいパンツスタイルが主流
[画像のクリックで拡大表示]
ロールカラージャケットとストレートパンツ(各3990円)
[画像のクリックで拡大表示]

 ただ防透性を高めると生地が厚くなり、生地が厚すぎると動きづらい。

 「透け」を立てれば「厚さ」が立たぬ、この痛し痒しの状態で「バランスをはかり、ベストの到達点を見つけるのに最も苦労した」という企画担当の出会さん。最終的に作り出したオリジナル生地「デューベルストレッチ」は、透けない機能と軽やかな着用感を両立させ、「下に色付きのインナーを着ても透け感がない」と現役ナースにも好評という。