【50代 プレゼントしたい高級文房具】ノート、万年筆+ケース、革文庫カバー

美篶堂「A5みすずノート マーブル染め」2362円、ペリカン「M300」3万1500円+T.MBH「グリマルディ300」3万5000円、T.MBH「葉合せ重ね 文庫」1万9000円
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ハードカバーの単行本と同様の体裁だから1冊の本にできる!?

美篶堂「A5みすずノート マーブル染め」2362円

色は赤、黒、紺、松葉、焦げ茶の五色。小口をマーブル染めした丸背上製ノート。横罫
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小口のマーブル染め、クリーム色のペーパーに赤い罫線。罫の間隔や上下のスペースなど、手書きのノートとして良く考えられたバランスは、ほかのノートにはないもの
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ペリカン「M300」で書いてみた。中字の万年筆で書くのにちょうどいい罫線の幅、書いた文字が見やすい紙の色。この万年筆と、みすずノートの組み合わせは、旅先でつらつらと随想を書きたくなる
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 美篶堂(みすずどう)のていねいな職人技による製本で作られた丸背上製ノート。丸背上製、つまりハードカバーの単行本、いわゆる上製本と同じ体裁で製本されたノートだ。とても開きが良く、どのページも平らに開ける。

 罫線は右ページにのみ印刷されていて、基本的には裏には書かない仕様。裏側に書かないなら、万年筆で書き、すぐに閉じても大丈夫。裏写りもさほど気にせずに使える。

 横罫の幅がゆったりしていて、太めの文字幅の万年筆でも書ける。随想や日記、論評などを書くのに向いていそうだ。もちろん、中字程度の万年筆なら裏写りもほとんどない。さらに、この体裁ゆえ、全ページ書き終えると1冊の本にでき、それが書き続ける励みにもなる。112枚というやや薄手のページ数なのも書くことを苦にしない。しかも、判型と厚さのバランスが良い。

 また片面にしか書かないしハードカバーなので、膝の上や立った姿勢での筆記もスムーズ。スケッチやフィールドワークにも使える。

手帳と一緒に携帯できる万年筆と高級な靴のような革ケース

ペリカン「M300」3万1500円+T.MBH「グリマルディ300」3万5000円

世界最小クラスのコンパクトなサイズながらインク吸引機構を内蔵した万年筆「M300」と、M300専用の革製1本挿しケース「グリマルディ300」。これほど堅牢なケースに入れてもなお、普通の万年筆よりもコンパクト
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「M300」は、現在、このブラック/グリーンの縞のモデルのみ。コストパフォーマンスとバランスの良いM400もおすすめ
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 ペリカンの「M300」は、万年筆好きに嫌いな人はいない、というくらい、愛好家に人気が高い一方で、手帳と一緒に携帯できる数少ない万年筆として、文房具好きにも愛用者が多い。

 コンパクトなサイズからは想像できないくらい、ペン先は柔らかなタッチで書けるし、筆圧も不要なので長時間の筆記もさほど苦にならない。

インク吸入機構の精巧さと、キャップの密閉製の高さのおかげか、長期間放置していても、いきなり普通に書けるのは、ペリカンの「スーベレーン」シリーズ共通の特徴だ。一見、軸全体が同じ模様のように見えて、ペン先に近い部分が透明になっていて、インクの残量が分かる仕組みや、クリップがよく見るとペリカンの顔になっているギミックなども「スーベレーン」シリーズ共通。

 その小ささは魅力だが、1本で持ち歩くより「グリマルディ300」に収納しておけば存在感が増すのでなお良い。転がらないのでデスクの上などから落としにくくもなり、鞄に放り込んで持ち歩けるようになる。グリマルディ300は、まるで高級な靴を思わせる万年筆のための革の鞘。M300と合わせて手に入れたい。

革なのに折り紙のように薄く、なおかつ堅牢な文庫カバー

T.MBH「葉合せ重ね 文庫」1万9000円

ドイツペリンガー社製ノブレッサカーフを使った、極薄仕上げのノートカバー。写真の文庫判の他、A5、A6、クオバディスのダイアリー、「ビジネス」「エグゼクティブ」や、ロディア「No.11」用もある。色も裏表8色から選べる
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カバー内部。深く差し込めるようになっているのは、挿した後のカバーとノートとの一体感を実現するため
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 革を薄く削いで貼り合わせることで、ステッチなしでもしっかりと留まる。ほかにはない技術を駆使した「葉合せ」シリーズは、T.MBHのオリジナル製品。

 薄く軽く、装着してもカバーの存在を感じないほどの一体感を実現しつつ、革の肌触りや質感は存分に楽しめる。あまりに薄く軽く、そしてキレイに仕上がっているため、良くできた折り紙のようにも見えて、そのすごさが見えにくい。しかし、使ってみれば、ただの革カバーではないのはすぐに分かる。薄手の文庫サイズのノートやマンスリーの手帳などを入れると、そのピッタリ具合に驚く。まるで紙のカバーを折って装着したかのように見えるのだ。

 持ってみればしっかりとした革の感触が伝わる。もちろん、革製品ならではの堅牢性もある。貼り付け部分に見られる高い技術は、見れば見るほど、どうやって貼っているのかが分からないレベルで、まるで手品のようだ。