最新iPadが発売されて約3か月が経過した。「期待はずれだった」と感じてあまり持ち出さない人もいるかもしれないが、多くの人は発売前の期待を上回る魅力にとりつかれていることと思う……というと言い過ぎかもしれないが。元々アップルファンでも、ましてやエバンジェリスト(伝道師)でもない筆者だが、使いようによってはノートパソコンに迫る使い勝手と、その解像度の高さに持ち歩かない日はないほどに活用している。

 だが一つデメリットを挙げるとすると、やはり「AV機器との連携の弱さ」が気になるところだ。国産Androidタブレットの場合はソニー「Sony Tablet」、東芝「REGZA Tablet」、富士通「ARROWS Tab」などのようにBDレコーダーとの連携機能が一つの売りとなっている。その上、Android 4.0へのバージョンアップによって、国内外含めたAndroidタブレットすべてがレコーダーなどのDLNA(家庭内AVネットワーク規格)機器に対応することとなった。

 iPadの場合、Apple TVを利用することでWi-Fi経由でテレビに表示する「AirPlayミラーリング」機能などを利用できるものの、基本的に一般的なAV機器との連携機能はほとんど備えられていない。逆にそこがAndroid機の強みとも言えるのだが、iPadユーザーとしては、どげんかしてほしいところだ。

 まあ、百歩譲って「テレビ」である。AV機器との連携機能は行政や放送局などとのしがらみもあって難しいところもあるのかもしれないが、せっかくの9.7インチ大画面、テレビぐらいは見たいところだろう。

 以前にこの連載でソフトバンクセレクションの「TVチューナー(SB-TV02-WFPL)」を紹介した。使い勝手はなかなか良好で、画質もバッチリ、3波チューナーを内蔵するなど、なかなか魅力的に仕上がっていた。だが実勢価格が1万5800円と、テレビを視聴するためだけにはちょっと二の足を踏んでしまう価格が気になるところだった。

 今回紹介するアイ・オー・データ機器の「Wi-Fi TV(WN-G300TVGR)」は、「SB-TV02-WFPL」と違ってBS・110度CSチューナーは搭載しないものの、コストパフォーマンスの高さが魅力の製品に仕上がっている。

アイ・オー・データ機器が2012年4月に発売した「Wi-Fi TV(WN-G300TVGR)」(実勢価格1万4200円)
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