本物志向や健康ブームの煽りを受け、低果汁飲料はしばらく清涼飲料市場の中で隅に追いやられていました。しかし、この3月にサントリーがフランス発の果汁入り炭酸飲料「オランジーナ」を投入。ノンアルコールビールの伸長もあり、低果汁飲料は飲料市場でのシェア争いの火種になりそうな勢いです。

サントリー食品インターナショナル「オランジーナ」は420mlペットボトルと280ml缶の2種類。商品は同社が日本で製造
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 日本映画の主人公演じる外国人俳優のテレビCMもさることながら、健気に笑う子供の姿も人気を呼び、初動の売り上げは好調に推移しています。この動きだけにとどまらず、「バヤリース」ブランドを保有するアサヒ飲料は味やシーンのバリエーションを増やし、低果汁飲料の裾野を広げようとしています。

アサヒ飲料(左)「バヤリース パーラーズレシピ ザ・レモネード PET450ml」(右)「バヤリース モーニングダブル ブラッドオレンジ&フルーティトマト PET450ml」
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 商品バリエーションと飲用シーンの多様化により、低果汁飲料も市場をじわじわ拡大しつつあります。どんなシーンに低果汁飲料が適用されていくか、味わいのタイプからひも解いていきましょう。