Wi-Fiデジカメの魅力とは?

 Wi-Fiデジカメのメリットとは何かというと、スマホでは難しい高画質な写真を撮れることと、それを簡単にスマホに転送できる点にある。

 コンパクトデジカメは全般的にスマホ内蔵カメラに比べて高画質で、光学10倍や光学20倍といった高倍率ズームを備えるモデルも多い。レリーズから撮影までのタイムラグが短いためシャッターチャンスを逃さず撮れるし、連写にも強い。手ブレ補正機能ももちろん搭載している。顔認識機能や美肌機能などを内蔵していれば、現実以上にきれいな写真を撮ることもできる。

 一方、スマホのメリットは「手軽さ」に尽きる。画質も1000万画素クラスになって十分普段撮りには満足できるレベルになったものの、ズーム撮影には非対応だし、前述の通りシャッターチャンスを逃しやすい。だが3G通信機能を搭載しているため、撮った写真をその場でメール送信したり、FacebookやTwitterなどのSNSにアップすることも思いのままだ。

 ならば、コンパクトデジカメで撮影した高画質な写真をその場ですぐにスマホに転送できたら……という発想から生まれたのがWi-Fiデジカメなのである。

 スマホ内蔵カメラのように、SNSアプリから直接カメラ機能を呼び出して撮影し……といった使い方はできないものの、手軽な操作でスマホに写真を転送できるようになっている。外出時や旅行先などで、もうちょっときれいな写真を撮りたい。でもSNSにもアップしたい……そんな欲張りな人におすすめの機器と言える。

デジカメがWi-Fi APになってスマホアプリから接続

 接続方法はシンプルだ。基本的にWi-FiデジカメがWi-Fiアクセスポイント(AP)になり、スマホから接続する。その後デジカメ専用アプリを立ち上げ、デジカメ側からスマホに写真を転送するという仕組みだ。

 一部には自宅のWi-Fi APを通じて転送できる機種もある。だが外出先で転送する用途を考えると、デジカメ本体をAPにした方が使い勝手はいいだろう。

 一度接続設定を済ませてしまえば、デジカメ側のWi-Fi機能をオンにした時点でスマホが自動接続してくれる。自宅や職場など別の設定済みWi-Fi環境がある場合はそちらに接続してしまうため、いちいちWi-FiデジカメのAPに切り替えなければならないこともあるが、出先ならそういう面倒もあまりないはずだ。

 転送手順は機種によって異なるが、基本的にはデジカメ側で転送する写真を選んで転送するスタイルとなる(一部にアプリ側から転送する写真を一覧して選べる機種もある)。