「スマートTV」という大きな潮流のなかで、日本のAV機器メーカーによるTV・レコーダーの機器間連携が進んでいる。そのなかでも特に注目したいのがスマートフォン・タブレット連携アプリだ。

 スマートTVではテレビ自体を多機能化させる方向に目が向きがちだが、ユーザーとしてはすでに購入したTV・レコーダーをもっと便利に使い倒す機器連携にこそ魅力を感じる人も多いはず。iPadやiPhoneを使うことで、各社のTVやレコーダーがどれだけ便利になるのか、本気でテストしてみよう。まずはパナソニック「ブルーレイDIGAシリーズ」からだ。

iPad専用アプリで番組のシーンも見られる「ディーガリモート」は
番組のつまみ食いに便利

 パナソニックのBDレコーダー「ブルーレイDIGAシリーズ」は2011年6月にiPad専用アプリ「DIGA remote(ディーガリモート)」をAppStoreで公開した。DIGAシリーズ向けにはiPhone・iPad向けアプリ「ビイトル」(Bee社提供)もリリースされているが、まずは最新の「DIGA remote」から詳しくリポートしていこう。

 「DIGA remote」を簡単に説明すると、iPadと同じLAN上にあるDIGAシリーズの録画番組の一覧を表示して、リモコン操作をする再生操作アプリだ。あくまでもDIGAの操作をするだけで、iPadで番組を視聴できるわけではない。

 実際に使うとなると、DIGAシリーズの付属リモコンと何が違うのかがポイントになる。iPadの「DIGA remote」を使うと、レコーダー側にはGUI(操作画面)を表示せず、手元に録画番組の一覧を直接表示できる。これによって本体GUIを開く必要がなくなる。

 録画番組はジャンルによる絞り込みやキーワード検索にも対応し、iPadからの文字入力も可能。番組リストの表示といい、番組リストからの再生も手軽だ。テレビ画面のGUIで操作するにはリモコンのボタンを押して表示を待って……とワンクッションあったのだが、iPadの高速レスポンスと大画面のタッチパネルでサクサク操作できるだけでも相当快適になったと感じた。

「DIGA remote」でテレビの前にあるDIGAをコントロール。テレビ画面のGUIを操作する
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「DIGA remote」の基本インターフェース。ディーガの録画一覧に直接アクアセスできる
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 2011年2月発売以降のDIGAシリーズで利用できる「DIGA remote」では、同社が提供するWebサービス「MeMORA(ミモーラ)」と連動した「シーン一覧」も表示できる。これは録画番組をシーン別に分けて頭出しできるミモーラの有料サービスを利用したもので、アプリのGUIから番組内の各シーン(歌番組ならアーティストの登場シーン、情報番組なら各コーナーの最初など)にワンタッチでジャンプできる。

 この機能は2012年2月発売の新DIGAシリーズにも内蔵されているが、iPad用のアプリでは先行して搭載されていた上に、操作性の面でもiPadからの方が使いやすい。