人間誰しも美しく生活したいと思っている。それは見た目だけじゃない。中身から美しくということだ。
 それはクルマも同じである。今どきクルマを実用性だけで買う人はいない。だったらトラックやバンでいい。そうではなく、乗る人の身体はもちろん、時には頭や心まで気持ち良くしてくれるから買うのである。それはスタイリングであり、走りであり、質感であり、ブランド性であり、知的興奮を誘うエピソードである。クルマはある意味、五感で味わうプロダクトだ。だから楽しくも難しいのである。
 というわけでこの“ビューティフルカー”では私、小沢が美しさや知的エピソードを中心にクルマを語っていこうと思う。

【コンセプト】沖縄なら理想のEV王国が作れる!

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2011年11月30日に発売された「新型急速充電器」。従来型比で半額以下となる59万8500円、国の充電設備等に対する補助制度を利用することで最大で本体価格の半額程度の補助を受けることができ、実質の価格は31万8500円からということで話題になったが……
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 2010年末に発売されたほぼ世界初とも言える大量生産EV(電気自動車)日産「リーフ」。現在、普及は順調で今年3月の時点で日​本国内1万2000台、​北米1万1000台のグローバル累計2万6000台!! と、まずまずのスタートを果たした。だが、本当の勝負はこれからである。

 なにしろ日本の追浜工場だけで年間5万台、2012年に北米、2013年にイギリスで生産が始まると年間最大25万台もの生産キャパシティーを持つと言われているのだ。その頃になると、アライアンスを組んでいるルノーもEVを発売するはずだが、とにかく年間2万台なんて目じゃない台数を売る皮算用​なのである。

 となると、環境というか充電設備が大切になる。なぜなら自動車がそうであるように、エネルギー補充が自由にできない乗り物は、使いづらいからだ。例えば現在ガソリンスタンドの数は、減りつつあるとはいえ全国4万店舗。比べるとEV用の急速充電器は2012年3月頭の時点で全国848カ所。もちろん、EVは自宅充電も数多く見込まれているから、急速充電器の普及は絶対ではないが、やはり遠出する際に重要となる。