炊飯器の“内釜合戦”が繰り広げられるようになって久しい。炭釜、銅釜、打ち込み鉄釜、遠赤ダイヤモンドコーティング銀釜、土鍋……。そして2011年は南部鉄仕様の羽釜まで登場し、その形状だけでなく2kgを超えるその重量が注目を集めた。
このように各社が内釜の素材や形を工夫して高温を維持する炊き方にしのぎを削ってきたのも、全ては「かまどで炊いたごはんにどれだけ近づけられるか」という一点を目指してきたからこそ。とはいえ、内釜の素材だけでなく炊き方も圧力式や非圧力式などメーカーによってさまざま。買う側からみると、「あまりに種類が多すぎて、どれを選んだらよいのかわからない」というのが正直なところだったのではないだろうか。
また、「かまどで炊いたごはんを再現」とはいうものの、メーカーが最上とするごはんの味にはそれぞれ違いがあり、高級炊飯器であっても自分が求めている味とは必ずしも一致しない面があったのも事実。メーカー側が提示する「最上の味」と自分の求める「最上の味」との微妙なズレは、なかなか埋めがたいものがあったのだ。
そんな「メーカー主導の味」という概念をなくし、米の種類や分量が変わっても自分が求める“あの味”を実現させようという新発想の炊飯器が登場した。三菱電機が3月1日に発売する「蒸気レスIH」だ。











